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私家版 ロックかるた 「た」

どうしても欲しくて、でも売っていない。だから、自分で作ってしまった「私家版 ロックかるた ブリティッシュ・ロック編」。
世界にたった1セット。

誰も越えられないストーンズ。
これぞ、ロックの最高峰。

解散も仲違いもせず、60年以上最前線。圧倒的です。
モノを産み出し続ける力。文句のつけようがありません。
最後に勝つのは長生きした奴、これを地で行くストーンズ。
彼らに比肩するロック界の偉大なレジェンドと言えば、チャック・ベリー、リトル・リチャード、プレスリー、ボブ・ディラン、ジミヘン、あたりか。
ビートルズ以外は個人ばかりが連想されます。ビーチボーイズ、レッド・ツェッペリン、うーん、確かにすごいんですけど、クオリティ+長続きってのもポイントに入れたいので、ストーンズと比べると、ね。
うっかり、こんなベタな札を作ってしまって、どうやってこのコラムをまとめようか、困ってしまう生けるレジェンドです。

さて、彼らの初来日公演は1990年2月14日。この日は一般社団法人「日本記念日協会」により「ザ・ローリング・ストーンズの日」と認定されています。
当時は今のようなネットによるチケット販売など考えられない時代です。
みんな、公演チケットを獲得するために徹夜でチケット屋さんの前に並んだものでした。
お一人様4枚まで。
せっかく並んでも、直前で売り場の割り当て分が売り切れるという残酷な事件が日本中で巻き起こりました。
寒い一日でした。
無駄に寒い思いをして並ぶのは辞めようと、売り場の行列の有志数人が並び順リストを作り、その場の皆の総意で暖かい喫茶店内で待機するという自治会が自然発生したところもありました。
なんとなく、仲間のような、同志のような感じで、4枚まで買えるのに遠慮して2枚だけ買ったという人もいたようです。
平成になったばかり、昭和の匂いが立ち込める時代の、ちょっとしたエピソードです。アナログでしたー。

今や、そのライブもブルーレイやDVDで見ることができます。
昔の画質って感じで、それはそれで味があります。

(つづく)


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