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B-DASHを聴こう

B-DASHは、日本の男性3人組のポップパンク・ミクスチャー・ロック・バンドである。
1997年に結成され、2017年に解散した。

「適当アドリブめちゃくちゃ語」に代表される日本語でも英語でもない意味不明な歌詞が最大の特徴。外部作家が手がけたある程度意味の通った日本語詞の楽曲も存在する。

パンクを軸としながらも時折メタリックなリフ、グルーブやスカを取り入れるなどオルタナティブなサウンドが特徴。
POPでキャッチーなものから、青春パンク・メロコアや7弦ギターを使用したラウドロック・ミクスチャーロック等の重厚なヘビーサウンドまで幅広い。

1999年、バンド名を「B-DASH」に改名し、マキシシングル『ENDLESS CIRCLE』を発表し、初のミニ・アルバムである『FREEDOM』をリリースした。
この作品からB-DASHの特徴の1つである意味不明な歌詞で綴られた楽曲が登場する。2001年にリリースされたファーストアルバム『○(マル)』は、インディーズながらオリコン初登場4位をマークした。

2002年6月、2ndシングル『ちょ』のリリースに伴い、メジャーデビューを果たした。また2ndアルバム『ぽ』はオリコンインディーズチャート1位を獲得し、25万枚のセールスを記録した。同年9月には3rdシングル『平和島』を発表した。表題曲「平和島」は日本語詞のみで綴られており、全日本語詞の楽曲がシングルの表題曲となったのは今作が初となる。同時期にツアー「ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ ツアー 2002」を行うが、ツアーファイナルを以ってIMANISHIの脱退を発表した。

2003年に発売したシングル『目覚めよニッポン!』の3曲目には、お笑いコンビのナインティナインがパーソナリティを務めていたニッポン放送系の深夜放送、「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜深夜25:00-27:00)のジングルが収録されており、ナインティナインの二人の声が入っている。

B-DASHを初めて目撃したのは2003年のROCK IN JAPANだ。
すぐに日本語と英語が混在する「適当アドリブめちゃくちゃ語」の虜となった。
以来何度もフェスで目撃した。

2004年2月には3rdアルバム『ビッグ ブラック ストア (連絡しろ)』をリリースし、同年10月に初となるベストアルバム『B-DASH BEST』を発表した。

2005年8月には、プロデューサーとして屋敷豪太を迎え入れ製作された4thアルバム『NEW HORIZON』を発表した。同アルバムの表題曲である「NEW HORIZON」はいしわたり淳治(ex.SUPERCAR)が歌詞を手掛けている。インスト曲を除き、全て日本語詞のみの楽曲で構成されている。約1年後にリリースされた5thアルバム『パンパカパン』では再び「適当めちゃくちゃ語アドリブ」で綴られた楽曲が収録された。

2007年に結成10周年を迎えるにあたり、アルバム『LEAD SONG COLLECTION』を発表する。事実上は二度目のベストアルバムであるが、この作品はリード曲だけを中心に選曲したものとなっている。同年3rdミニアルバム『ミニ5』をリリースした。

2010年3月に三度目となるベストアルバム『オールタイムベスト』をポニーキャニオンからリリースした。
選曲はメンバーだけでなく、彼らと親交のある人物も携わっており、選曲者として奥田民生やマキシマムザ亮君(マキシマム ザ ホルモン)、細美武士といったミュージシャンの他に、総合格闘家の川尻達也やDJのピストン西沢、さらにマスコット・キャラクターの「トニオちゃん」や漫画『WORST』の登場人物である花木 九里虎が参加している。
また、同年6月には同じくポニーキャニオンから、2ndアルバム『ぽ』、3rdアルバム『ビッグ ブラック ストア (連絡しろ)』の再発盤をリリースしている。

2013年に6thアルバム『 E' 』をリリースした。
また2016年7thアルバム『EXPLOSION』を発表した。ジャケットのアートワークはU井T吾が出がけており、収録曲「GET POW」を初音ミクに歌唱させるといった試みが行われた。

しかし、結成20周年かつ6thアルバムの発売から1年後にあたる2017年2月17日に解散する声明を発表した。

今夜はみんなで「適当アドリブめちゃくちゃ語」を聴きながら踊りませんか。

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