見出し画像

令嬢アンナの真実をみて思ったこと

令嬢アンナの真実をみて、アンナは結局何を欲しがってたのかわからなかった。

レイチェルはきっと、アンナのような生活、富裕層の生活にあこがれていたけど、アンナはそれが本当にほしいわけじゃなくて、多分1つは自分を証明したかったんだと思う。

何も持ってなくても1から作り上げられるものがあると証明したかったんだと思う。
お金はそれを証明するためのツールにすぎなくて、お金持ちになることを望んでいたわけではなかったと思う。

このドラマをみると、富裕層に対する皮肉と人間の欲についてよくわかる気がする。
アンナは自分を演出するためにお金持ちになろうとしただけで、心のどっかでお金持ちの人を馬鹿にしてたと思う。
でもレイチェルは、お金持ちを馬鹿にしてなくて、本当にそうなりたいと心から望んでいたと思う。

このドラマをみてもう1つ思ったのは、結局みんな自分を守るために都合よく解釈するということ。
全部アンナが悪いと言っていて、まるで全部アンナだけが周りの人脈を利用したようにみえるけど、アンナが逮捕されるとほとんどみんな離れていった。
結局周りもアンナの持ってるものだけを欲しがっていて、それを利用していた。
アンナはお金を騙し取り法律上で罪を犯したけど、周りの人間も結局は、アンナから奪えるものは奪っていっていた。
自分に都合が悪くなったから離れただけだった。

それにアメリカのドラマを見ても、日本と同じように女性はいつも不利な立場にいるともおもった。男性が昇進しやすく、望んだ立場にいられるようにいつも女性は外に排除されるとも思った。
男性のメンツを守り、ガミガミ言う女の人はヒステリック扱いされる。
アンナはそこにも立ち向かおうとしていたのではないかとも思った。
アンナはどんなときも堂々としていて、男性社会に切り込もうとしていたから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?