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WIZARD ODYSSEY 2nd Liveを終えて

2024年5月25日(土)に矢野トモさん率いるWIZARD ODYSSEYによる2nd ライブにゲストとして参加させて頂きました。

WIZARD ODYSSEY 2nd Liveのフライヤー

矢野トモさん(https://x.com/Yano_Composer)は民族楽器を使用した幻想的な楽曲を作る作曲家さんで、ご自身でギターやチャランゴ等も弾かれるマルチタレントな方です。
矢野トモさんとは2013年頃不思議なご縁でお知り合いになったのですが、彼の人柄や作られる楽曲の奥深さに惹かれ、10年以上親しくさせて頂いています。

私は2022年11月に行われた1st ライブに続き、ケルティックハープと歌を担当させて頂きました。今回はその2ndライブで考えたこと、感じたことを記録として綴りたいと思います。

唄った歌

ライブでは矢野トモさんが作曲した「霧のウルハ」「Aurora」、そしてライ
ブメンバー全員で「いつまでも」を唄いました。

■「霧のウルハ」の試聴動画

■「Aurora」と「いつまでも」の試聴動画
(15分54秒と18分12秒からの曲です)

2つのアルバムはいずれも矢野トモさんのBOOTHとメロンブックスから購入出来ます。私が唄った歌以外もとても素晴らしい楽曲の数々なので、是非聞いていただきたいです。

CD版(メロンブックス)
https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=34871
DL版(BOOTH)
https://wizardodyssey.booth.pm/


2nd ライブへ向けて準備したこと

マイクの新規購入

前回の1stライブは、自分にとって悔いが残るパフォーマンスでした。
というのも、ケルティックハープをピエゾマイク、ボーカルをライブハウスのダイナミックマイクにしたところ、ハープ演奏に集中すると口がボーカル用マイクから離れてしまい、上手く歌をマイクに乗せることが出来なかったからです。

ですので今回はヘッドセットタイプのマイクを購入し、歌声がマイクから外れないようにしました。
ちなみに使用したマイクは

  • ハープ用→AKG「C411」+AKG「B29L」(電源)

  • ボーカル用→SHURE「SM35-XLR」

…でした。AKGの2つは10年以上前に購入したので、今はもっと良いマイクや機材が出ているかもしれません。

SHURE「SM35-XLR」

SM35-XLRは「口の端に口から1.3cmの所に配置する」という設定が難しく、最初はなかなか思うようなポジションで録れませんでした。家で微調整し、吹かれないけれど自分の声が通るポジションをライブ前になんとか見つけることが出来ました(今後もうちょっと突き詰めたい気はします)。

ケルティックハープの練習

Twitter等の自己紹介に「時々ケルティックハープ」なんて書いてますが、子どもが生まれてから殆ど弾けていないハープ。
元々ハープは「一人で楽しむために細々と続けている趣味のまた趣味」みたいなポジションでしたが、ニコニコ動画やライブで弾いているうちに人前に出て弾くようになってしまった楽器だったりします(人前で弾くなら長年習っていたエレクトーンの方がよっぽど弾けそうな気がします)。

今は極力人前で弾きたくないのですが、矢野トモさんの曲にはハープが入っている曲が多く、聞いていると「このフレーズなら自分のハープで弾けるかも」と欲が出てしまいさあ大変。「霧のウルハ」は1st ライブでも弾きましたが、1年半経ちフレーズもすっかり忘れてしまったのでほぼゼロからの練習となりました。

あんなに人前で弾きたくないと思っているケルティックハープでしたが、弾けば弾くほど曲とハープ自身に愛着が沸いて「もっと上達したい」「もっとこの素敵なハープの音を聞いてほしい!」と思えてくるから、不思議な楽器だなあと思います。

ケルティックハープ「CAMAC Bardic27」。青いボディがお気に入り。

歌の練習

1stライブのもう一つの反省点は「ケルティックハープとの弾き語り」だったためハープの演奏の比重が重く、マイキングの不備以外でも充分に歌に集中できなかった点でした。
重ためのハープのフレーズを弾きながら歌を唄う…出来たら格好良いですが、私はそんなに器用ではありません。ですので今回は歌が入る箇所はハープのフレーズを極力シンプルにして、サビ等は特に歌に集中するようにしました。

また今回はハープ演奏を「霧のウルハ」と「いつまでも」の一部だけにして、「Aurora」は潔く歌唱だけにしました。色々試行錯誤したのですが、「霧のウルハ」から「Aurora」へ移行する際、ハープの調弦の都合上すぐに移行するのが難しかったためです。
ただ、その結果「Aurora」は歌の練習だけに集中出来ましたし、「Aurora」は今の私の声域と歌い方に凄くマッチしている歌だったので、かなり追い込めたのではないかなあと思います。

ライブを終えて

1stライブはガチの歌手の方々に囲まれた中、一人機材のやりくりに苦心して出発地点にすら立ててない感じでしたが、2ndライブでは機材の心配は少なくなり、やっとボーカリストとしての入口に立てました。
アンプ有りの会場での歌唱はまだまだ慣れませんし自分の中に課題も残りますが、前回よりは成長できたかな…?という気がします。

そして2回目のライブということもあり、前回初顔合わせだったメンバーとは今回より打ち解けることが出来、お互いの音楽観や人生観を共有することが出来ました。その流れから一緒に唄った「いつまでも」は本当に最高!
月並みですが「嗚呼、音楽ってなんて素晴らしいんだろう!」と感じずにはいられませんでした。

何より四十路を超えてから人前で歌う機会を頂けたこと、本当に矢野トモさんに感謝したいです。30代より40代の方がライブやコンサートに出る機会が増えるなんて、10年前には思ってもみませんでした。
自分の本分は作曲家だと思っていますが、これからも尻込みせず人前で歌う機会があれば積極的に歌っていきたいと思っています。
ライブに来てくださった方、バンドのメンバー、歌手の皆さん、そして矢野トモさん、素敵なライブで共に過ごさせて頂き、本当にありがとうございました。「オデッセイ」のスペルは間違えないように気を付けます(笑) ODY!SSEY!!!

最後の曲「いつまでも」を皆で歌唱!


余談

私は普段、メイクはかなり適当なのですが、今回知り合いのメイクアップアーティストさんに教えてもらったファンデーションが舞台映え用にとても良かったのでこちらで紹介させて下さい。

SPICARE V3 ファンデーション
https://spicare-hari.com/item_category/v3/

普段の私に付けるにはちょっと白過ぎる&不自然に透明感があるのですが、舞台用としては崩れず艶々で最高でした。何がどれくらい凄いかというと、ライブの帰り道、合計8kgのケルティックハープを肩に背負っている四十路が錦糸町駅でナンパされるくらいの効果です。ハープで殴られると結構痛いと思うよ?(←)

肌にアトピーの症状が出ている時は顔に少し赤いブツブツが出来てしまったのですが、ライブに向けて肌の調子を整えたら発疹は出ませんでした。普段あまりコスメを誰かに紹介したいという欲求はありませんが、メイクアップアーティストさんのレコメンド凄いなあ!…と感心したので誰かに言わずにはいられませんでした(笑)。

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