2024/08/23(金)

本を買った。「生=創×稼×暮」という本。「あなたが生きるとき、創ること・稼ぐこと・暮らすことのバランスをどのように保っていますか」という問いに対して19人の芸術家が回答したもの。この問い、今の私にはとても興味深くて手に取った。

夫に「君は生き方の本が好きだね」「でも君の生き方は間違ってないから答え合わせしなくても大丈夫だよ」と言われた。「私の生き方ってなに?(私もわかってないのにあなたは知ってるの?!)」「間違ってないってどういうこと?」と聞きたかったけど、今日は深く話をするエネルギーがなかったのでやめておいた。

そう、私は生き方の本が好き。自分の生き方にずっと迷っているのもあるけれど、私は私のこの人生しか生きられないから人の人生に興味がある。人の日記本が好きな理由もおそらく同じだと思う。人の生活や思考、哲学に触れるのはおもしろい。でもじゃあ私の思考や哲学は?と自問自答するとぼんやりとして分からない。はっきりと答えられない。やっぱり迷っている。

本の中の土門蘭さんのページを一番に読んだ。彼女がどう答えているのか知りたかった。陰陽の話が書かれていて、その中で「他者のことばかり書いていると、自分のことがわからなくなる」とあった。まさに私のことだと思った。人のことばかり探っているから自分のことが分からないんだ。自分の生き方に迷って他者の生き方を見て見たいという気持ちがあったけど、それが尚更自分の生き方を迷わせている…?土門さんによれば、自分のことと他者のことを行ったり来たりすることがバランスがいいそう。確かに、私は偏り過ぎている。もっと自分のこと気持ちや考えを言葉にしよう。noteはその練習にぴったりな場。

こんなにもドンピシャな言葉がもらえるとは思っていなかった。今日はいい日。こういう出会いが突然やってくるのが読書のおもしろさ。

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