読書記録「街道をゆく 越前の諸道」司馬遼太郎著
朝日文庫
1987
街道をゆくの中で唯一、天皇について触れている(といっても継体天皇)のが"越前の諸道"だと知り、興味が湧いた。
また、永平寺に行きたいなと思っているところでもあった。
ここでも司馬の高度経済成長の日本への幻滅が感じられる。
永平寺には一応訪れたもののすぐに退散している。
道元が晩年につくったのが永平寺。永平寺の俗化は道元の死後、第三世徹通義介から始まるとされる。義介は、宋に倣って永平寺も大伽藍にすべきだとして、大伽藍とその経営方法を学ぶ為に宋で学んだ人