見出し画像

English Book【Atomic Habits】Vol. 08

この本について感じたことや思ったとを書きます。


P. 120
The normal behavior of the tribe often overpowers the desired behavior of the individual. For example, one study found that when a chimpanzee learns an effective way to crack nuts open as a member of one group and then switches to a new group that uses a less effective strategy, it will avoid using the superior nut cracking method just to blend in with the rest of the chimps.


またまた、初見で理解できなかったので読み返した部分です。
さほど難しくなく、すぐ理解できました。

前段は以下のような実験の話です。
・被験者一人と仕込みの役者が多数いるグループがある
・そのグループに簡単な質問を出す
・被験者の前の役者たちがわざと間違った解答をする
・被験者も正答が分かっていても、流されて間違った解答をする

確かに、誰にでも周りに合わせてしまうことってあると思います。
例えば、会社で何かを決定するときに自分より立場の上の人や先輩がA案に賛成している中、自分がB案が良いと思った主張をできる人は少ないと思います。
まぁ、多数決的にもA案になる可能性が高いのであえてB案を主張する意味もないのかもしれませんが。
いずれにしても、周りに合わせるというのは人間が社会的集団で生活する動物であったころからの生存本能の一部です。

特に日本人は外国人と比較すると、あまり個人の主張をしないというのは英語学習者であれば少なからず経験したことがあると思います。

さて、上記の引用部に次のpassageが続きます。

Humans are similar. There is tremendous internal pressure to comply with the norms of the group. The reward of being accepted is often greater than reward of winning an argument, looking smart, or finding truth. Most days, we’d rather be wrong with the crowd than be right by ourselves.

日本の企業、特に昔は良くて今は厳しい状況に置かれている企業はこのような状況に陥っていることが多いのではないでしょうか。

組織の中で認められること、その組織になじむこと。
これらはもちろん大切なことだと思います。
ただ、その組織そのものが正しい方向に進んでいない場合、またその組織における正しさと自分自身の正しさが異なるとき、どう行動するべきかはとても難しいと思います。

「嫌なら辞めればいい」といつも自分に言い聞かせて、なるべく楽しもうと心掛けています。
ただ、組織の中で「間違う」より、自分自身として「正しく」生きていたいと感じることが多いです。
そこまで大げさなことではないにしても「自分が納得して働きたい」と思っています。

自分を騙しながら働くほど人生は長くないと思います。
一方、私が慕っている恩師は「人生は長丁場」と言って私を諭すことが多いです。

今週もまだ始まったばかり。
あまり考えすぎないように、そして積極的に行動しようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?