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English Book【Atomic Habits】Vol. 07

この本について感じたことや思ったとを書きます。


P. 81
Thorndike and her colleagues designed a six-moth study to alter the “choice architecture” of the hospital cafeteria. They started by changing how drinks were arranged in the room. Originally, the refrigerators located next the cash registers in the cafeteria were filled with only soda. The researchers added water as an option to each one. Additionally, they placed baskets of bottled water next the food stations throughout the room. Soda was still in the primary refrigerators, but water was now available at all drink location.


この文章、初見で意味、というか実験で何をしたか風景が思い浮かびましたでしょうか?

Thordikeと彼女の仲間たちは実験をしました。
何故か私は、その実験内容の風景がパッと思い浮かびませんでした。

さて、ここで伝えたいことは英語的なことや本の内容ではありません。
原著を読む楽しみのうちの一つです。

私はこの文章、初見でパッと実験で何をしたか情景が思い浮かびませんでした。
正直、3回くらい読み返しました。
英検1級に2回合格している私がですよ!?(笑)。

まぁ、私の読解力はおいておいて・・・。

原著を読んでいるとき、もちろん意味が解らない箇所がでてきます。
単語が分からなければ調べれば済む話です。
ただ、得てして単語の意味が分からなくても文章の内容は分かることが多いです。
一方、単語それぞれの意味は分かるのに文章全体の内容が読み取れないことがあります。

その時、どうするか?

私は必ず意味が分かるまで何度も読みます。

過去問や問題集と異なり、日本語訳はありません。

確かに、日本語に翻訳された本は存在します。
私は過去に完全に理解できていない部分があった時、ブックオフで日本語版の本で該当箇所を読んで内容を確認したことがあります(笑)。

ただ、日本語版の場合、意訳されていることも多いです。
英語学習者として日本語版の内容に近いかどうか別にして、自分の頭で理解したいと私は考えています。

サクッと読んで、もしくは読んだふりして、なんとなくで理解して、次に進むことも可能です。
誰かに日本語で説明しなければいわけではありません。
期末テストで出題されるわけでもありません。

周りに人がいたとしても、私がしっかり理解しているのか、読んでいるふりをしているかなんて誰にも分かりません。

外で原著を読んでいると、普通の人からしたら「おぉ、英語の本読んでるな」ってなると思います。
私でも他人をみてそう思いますから。
この本は持ち出さずに家で読んでいますが、過去、原著を持ち歩いて読んでいたこともあります。

さて、原著を読んでいて分からない箇所があった時の話に戻します。

私は「自分との戦い」だと思って、少しワクワクすらします(笑)。
「英検1級取得の私に読めないはずはない!」(しつこいですね・・・)
「ちゃんと理解できるまで何度でも読むぞ!」
といった心境です。

まぁ正直に言うと、読めない箇所が頻発する本は嫌になってしまいますけど・・・(笑)。
あくまでもそこまでの内容がスムーズに理解できていて「ちょっと分からない箇所があれば気合を入れて読む」って感じです。
そして自分なりに理解ができれば、脳内で快感物質が放出されます(笑)。

さて、冒頭の引用文に関してです。
この実験の結果「炭酸飲料の売上が減少して、水が売れた」となります。

カフェテリアに水を置く場所を意図的に増やすだけで客の購買傾向が変化したわけです。

至極当たり前の話で、小売店の商品の配置などに応用されています。

この実験は「良い習慣を身につけたければ、視覚的にきっかけとなるものを配置せよ」みたいな話です。

単純に「毎日運動するぞ!」と漠然と目標を立てるだけではなかなか行動に移せません。
「私は健康的な人間になりたい」とidentity発信で「そのために毎日運動しよう」と決めます。
それをより確実に実行するために「毎日、帰宅したらダンベルで運動しよう」とwhenとwhereを明確にします。
ここまでの内容は最後にある記事で触れています。もしよければ、ご一読下さい。

そして、最後に「玄関にダンベルを置いておく」みたいなイメージです。
帰宅と同時にそれが目に飛び込んできて、やらざるを得ないようにするのです。
(注意しないと、足の指をぶつけてしまいそうですが・・・)

この「運動のためにダンベルを配置する」というのは自分の意思でシステム化できることです。
これが引用部にある“choice architecture”になります。
文章中の実験でも「健康のためにソーダより水にしよう」というように顧客の意識が双方の売り上げ変化させたわけではありません。
習慣においても同様のことが言えて、「意識の変化」も大切だが「視覚的な情報」と習慣化したい行動を結びつけるようにしたほうが効果的だという話です。

実は、この習慣化の流れ、私はすでに自然と実行していました。
従って、本を読んでいても「新たな発見」というよりは、「そうですよねぇ。えぇ、分かります。なぜなら私自身その効果を感じていますから」といった感想です。
具体的に何をどのように習慣化しているかについてはまた後日、機会があれば発信したいと思います。


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