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何があるか分からないから面白い。

好きな選手には自軍にいて欲しいけど、いて欲しくないという悩みは永遠に答えは出ない。

2008年に柏にレンタル移籍でやってきた杉山浩太という選手に心を奪われて、浩太が清水に復帰した2010年から引退する2017年12月まで、柏サポをしながら日本平と三保に通ってた。
基本的には浩太しか見ていないし、なんとなく目に映る他の選手たちは、あートラップが上手だなとか、あの人は人気があるなとかそんな感じで我関せずだった。
白崎が高卒で鳴り物入りで入団したあの年、ほぼほぼ新加入の話題は白崎が奪っていて、同期でユース上がりのわんちゃんの存在ははっきり言って殆ど知らなかった。
そんな中でわんちゃん2年目のある日、練習見学中に浩太みたいな猫背で浩太よりだいぶ背が高い子がいる…シルエットが浩太に似てる子がいる、それが私がわんちゃんを初めてきちんと認識した瞬間。

それからなんとなくわんちゃんの事が気になって目で追うようになって、気付けば浩太と同じくらいの時間わんちゃんを見る様になってた。
個人的にサッカーが好き!楽しい!楽しい~!!!が全身から溢れ出ている子がとても好きで、わんちゃんはまさにそれで。
サッカーが楽しくて仕方ないがいつも溢れていた。
そんなわんちゃんを見ているのが楽しかったし、写真に収める事が楽しくて仕方なかった。
その反面、辛い時とか苦しい時も笑って誤魔化してる感もあったよね。辛ければ辛いほど笑ってる、を凄く感じる時期があったけれど、あれはあれで必要な時間だったんだろうなと今なら思える(誰目線

松本へのレンタル移籍から清水に復帰して凄く頑張ってるからと、鹿児島キャンプ最終日に副キャプテンに任命された時とっても喜んでたね。
SBで起用される様になって上手く行かなかった時に酷い言葉たくさん浴びせられて、それでも下を向かなかった。いつだって試合前はエンブレム握りしめてた。気付けばエスパルスのDFにいなくてはならない選手になっていた事が勝手に誇らしくて嬉しかった。
そんなわんちゃんに移籍の噂が出て、結果鹿島に移籍。ゲンタが移籍して代表に選ばれてが刺激になったんだろうなって勝手に思った。鹿島は絶妙に遠くてどうにか練習見学行きたくても行けなくてもどかしくて堪らなかったけど、それでもレイソルの試合の合間を縫って鹿島のわんちゃんを見に行くことは楽しかった。

浦和に移籍すると発表された時は驚いたけど、鹿島より近くなったからコロナ禍でなければ大原行けるかも!とか埼スタも行きやすいしと浮かれていたら程なくして怪我をして、結局浦和のわんちゃんを見る事は出来なかったのが少し心残り。わんちゃんが試合に復帰して試合に絡んだり絡まなかったりしていた頃、レイソルは絶賛残留争い。ネルシーニョ解任からも勝てない勝てない勝てないが続きボロボロの状態だった。そんな夏のある日思いもよらないニュースが届いた。
犬飼智也、柏レイソルにレンタル移籍へ。

は?!!え??何言ってんの?夢?え?私の妄想??幻?!!何を言ってます?これは現実?!良く分からないんだけど!!

ってあわあわしてたら、何人かの友達からわんちゃん!!!ってだけのLINEとかDM届いて笑った笑
わんちゃん、で私の事思い出してくれる人多くて嬉しかったな。

私にとって、わんちゃんはあくまでも他のクラブの好きな選手であって、レイソルの選手である事なんて一度も想像した事も無いし、来て欲しいと思った事も無くて。
どこのクラブにいてもいつまでも年齢を重ねても楽しくサッカーをしていて欲しいと勝手に思っていた、そんな人がまさかのレイソルに加入した。
まさに青天の霹靂。
わんちゃん初めてのレイソルの試合、西京極で黄色のジャージをまとっている姿を見た瞬間の気持ちは言葉に上手く表せないけれど、夢じゃなかったんだって現実なんだって強く思った。
それから相変わらずレイソルは弱くてどうにもならんかったけど、わんちゃんが入ってから守備が安定して失点が減って、気付けばたくさんの柏サポからわんちゃんが褒められる存在になっていてなんだかこそばゆかった。

こんな残留争いをしてギリギリのギリッギリで残留したクラブより、強いクラブの方が良いに決まってると、その時にショックを受けない様に自己防衛して浦和に帰りますのイメトレをしながらそれでも来季もいてくれたらと心の中で祈ってた。
個人的にはわんちゃんの性格的にもし浦和に帰るなら、ファン感の日に挨拶すると思ってて、それが無かったからこれはもしかしてと思ったりもしたけれど。
犬飼智也、完全移籍加入のお知らせ
を見た瞬間仕事中なのに半泣きだった。

ずっとずーっと大好きだったわんちゃんと改めてまたレイソルで一緒に戦える事。
黄色のユニで犬飼智也のユニフォームを着て応援出来る事。
2024年もしかしたらまた苦しいシーズンになるかもしれない、わんちゃんの悔しい顔を見る事もあるかもしれない、けれどそれ以上にどうかわんちゃんの笑顔がたくさん見れます様に。その為に私に出来ることなんて無いのかもしれないけれど、少しでも力になれたら良いなと信じてスタジアムへ。
そして何よりわんちゃんがサッカーを楽しめます様に。いつだって楽しそうにサッカーしてるわんちゃんの好きな言葉が、楽しむ、だったのも私の思ってること間違って無かったなと思えたのでした。

2024年、大好きな選手がここにいてくれる事喜びを存分に感じてその現実に感謝して。全国飛び回って行きましょう。




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