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オフラインこそ最強

タイトルだけを見ると、とうとう香ばしいことを言い始めたかと思うかもしれませんが、若い方は一旦読んでみてください笑

ナイキの「Just Do It」というスローガン(企業理念?どっちか忘れましたが)があります。ナイキのHPを見ると、↓が書かれています。

完璧じゃなくていい。この時代は私たちのものだから。
学校の課題、人間関係、アルバイトに趣味や友達との時間。
心のパツパツが最高潮に達したら、一回深呼吸して少しずつでも体を動かしてみよう。
気になっていた周りの目も、つい比べちゃう素敵なあの子のことも忘れて、
今感じているその瞬間に戻ってくることができるはず。
完璧なんて、目指さなくても大丈夫。スポーツはあなたを自由にする。
完璧を超える、あなたらしさを。

ナイキ公式HPより

素晴らしいですね、美しいし格好いいですね。

僕は結構アナログ人間で、直接人に話を聞きに行ったり、本を読んだりすることが好きです。同世代のZ世代では、情報源が大体ネットになっています。ネットは、「情報」を最短距離で取りに行くという点では素晴らしい。しかし、「知識」を手に入れるという点では微妙です。取りたい情報に一直線に向かわずに、あちこち寄り道する中で色々な知識を蓄えていくわけです。この情報のノイズが非常に有用です。会社員って時間がない。だから、何かわからないことがあると、ネットで調べて最短距離で情報を収集します。これに慣れてしまうと、その過程で本来得られるはずの知識が全く手に入らないのです。この寄り道による情報のノイズこそが自分の血肉になっていっていきます。人に教えてもらった話は覚えているのにスマホで得た知識は何も残っていないなんてことがざらにあります。そうすると自分の可処分時間はどこにあてるべきかは明確です。

ネットに出ている情報は、鬱陶しいことに加工されています。話をナイキに戻します。このナイキのスローガンを見て、「ああ、美しいな、素敵なキャッチコピーだな」と感じるかもしれませんが、たまたまキャッチコピーが作られた背景を教えてもらいました。ナイキの広告を担当していたダンさん?という広告代理店の人が、キャッチコピーを出すように締め切りを迫られ、時間がなくて追い詰められました。当時、死刑囚が電気椅子に座らされたとき、最後に放った一言が「Let's do it」という言葉だったそうです。これからインスピレーションを受けて、「Just Do It」となったわけです。

何が言いたいかというと、ネットの情報は加工されており、読み手に心地よく都合が良かったりします。この「Just Do It」についても後付けで加工された情報が出回っているわけです。

実際のそのドロドロした話や、リアルな感覚を削ぎ落として書かれてることは頭に入れておかないといけないんです。社長のインタビュー記事を見たりすると、加工されまくって、本人の当初の思いとはかけ離れたものが載っているもんです。これって僕たちの世代は加工されていること自体は理解しているが、その被害を知らないうちに受けているかも知らない。だから、「楽に月収10万円稼げる」とかしょうもないものに騙される人も出てくる。しかも、それを鼻で笑っている人も実際には大きく分けると騙されているわけです。本で得た情報も寄り道はできますが加工が入っています。自分の名前を出して世の中に出すんだから、加工して当然です。

普遍的な知識以外は人から取得した方が質が良いです。誤った(加工された)情報を入れるよりは、1次情報を採りに行くことがとても重要です。Z世代はネット検索に慣れているので、2次情報へのアクセス・情報収集は早い。でもそれが2次情報であり加工されていることは頭に入れておかないといけないんです。

もっと具体的な例でいきましょう。たまにこんな人がいます。「副業申請?手渡しだから大丈夫!」。ネットでは概ね「大丈夫!」との記載が。現実はどうでしょうか。当然アウトです。正確に言うと勤めている先に税務調査が入ったらアウトです。夜職の方はあるあるかもしれませんが、表面上は「うちは手渡しだから大丈夫!」というわけです。ですが、経営者は裏できっちり人件費xx万円と税務署に申告しているわけです。実際に税務調査に入られたら「あれ?この人件費誰に払ったけな・・」なんてとぼけることはできません。もし、ネットで加工された情報を鵜吞みにして、経営者にこの子に払いました!なーんて言われ、確定申告をしていなかったら、あなたは脱税者です。これって経営者間ではあるあるネタというかネットには載せない(載せれない)ですが1次情報の大切さを説く良い例だと思います。

ネットは良い面悪い面ありますが、結構怖い側面もあるのでスマホを捨てて、オフラインで活動しましょう(笑)

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