見出し画像

今年の稲刈り(3)

いよいよ稲刈りだ、トラブル続きで本当に大変だった。

どんなトラブルかというと、
・コンバインから煙がでて、Vベルトが切れる
・Vベルトの在庫がある店を探すも、どこにもなく、部品の卸店まで行ってようやく手に入れる
・カッター周りに稲わらがつまり小1時間かけて取り除く
・稲わらを取り除く最中スマホを落とす、3日後、稲刈り後の田んぼの中に埋もれていたスマホを見つけ、泥だらけのスマホを復活させる
・脱穀機械がまともに動かず脱穀できない
・ライスセンターに脱穀を依頼、600kg以上ある籾をライスセンターまで3往復して運搬する

ここまでのトラブルはこれまでしたことなかったが、機械の老朽化、父の体力の衰えもあり、これまでで一番の大変な稲刈りになった。

でも出来上がった30kgの米袋の山をみると、そんな苦労は消えてなくなり達成感で一杯になる。むしろ苦労が多ければ多いほど、達成感が大きい。これまでで一番大変な稲刈りは、これまでで一番達成感のある稲刈りになった。

父と二人の稲刈り、田んぼや機械の老朽化、父の体力の衰えは、自然の成り行きだ。注意して、工夫して、粘り強く解決していけば切り開ける。

父の介護も一緒だ。いやまてよ、介護なんていうと父に失礼、父と二人の生活だ。何ものにも変えられない愛おしく大切な時間だ。注意して、工夫して、粘り強く解決して、素敵な生活にすればいい。

父と二人、また来年も作ろう。

さて、今年の新米の出来は上々、熟してから刈った新米は、お米の甘みが強くとても美味しい。新米を自宅の家族に送ったところ、妻、子供たちから塩にぎりだけで十分おいしいと歓喜のメッセージが届いた。毎年新米を楽しみに待ってくれている父の姉、弟、義理のお姉さんにも新米を届けることができた。

妻の実家でももし余裕があればお金を払うので分けてほしいという連絡もきた、いつも気に留めて心配して頂いているお礼がわりに届けよう。

二人のお米作りには、それを応援、サポートしてくれる家族や親戚、近所の人がいる。施設に入所している母も忘れてはならない。全てのひと達に感謝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?