マーケティングよもやま話 未満 4回目

マーケティングに関わるテーマを分析して話を展開する「マーケティングよもやま話」を時たま発信しています。
当記事タイトルにある「未満」は、それよりも幾分か小さなスケールで、主に日経MJから旬の小テーマをまとめて発信しています。

アウトプットエコノミーからプロセスエコノミーへ

完成品である商品を販売するアウトプットエコノミーではなくて、その商品ができあがるまでの過程を商材にするプロセスエコノミーが注目を浴びている。

この言葉への注目のきっかけは尾原和啓さんの著書「プロセスエコノミー」発売によるものと思います。とはいえ、モノ消費からコト消費と言われて久しいし、ストーリーテリングは大事とも言われていたし…と思っていたら、過程を伝えてものを売るんではなくて過程そのものを売ることだったんですね。それは新しく台頭してきた概念だと思います。
代表的な例だとNiziUの展開とかがこれに当たります。

選ばれる商売へのシフト

これは日経MJの中でコロナの危機的局面で新しい取り組みをしたことで生き残った企業を紹介していたときに出てきた言葉です。印象に残ったので取り上げます。

やっぱり特になにもしないで商売をしようとすると、コンビニの店にある商品のように選んでもらうのを待つことになります。そこから消費者の側に踏み込んだ施策をすることで、好きと嫌いが別れる領域に入ってなお選ばれる側でいようってのがこの言葉の意味するところですね。

万人に好かれるものはどうやってもありえないですから、ブランドや商品の個性を伸ばす取り組みが求められていると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?