これ、なんか変な味がする
こんにちは。いわまりなです。
「受け止める」というあり方ってすごく大切だなと思っています。
日常生活ではもちろんのこと、哲学対話でもこのあり方ってすごく大切。
「受け止める」の逆は
「受け流す」
「受け入れない」
「受け入れる※」
の3種類。
例えば、タイトルの「これ、なんか変な味がする」という言葉にどう応えるか。
4パターン考えてみると
「受け流す」→「へ〜」「そう」
「受け入れない」→「そんなこと無いよ」「いいから食べなさい」
「受け入れる※」→「なら食べなくていい」「変な味だね(確かめもせず、ただ繰り返すだけ)」
では、「受け止める」とどうなるか。
「変な味がするの?どれどれ(実際に食べてみる)。」
ここが「受け止める」の肝。
相手におへそを向けて、きちんと向き合う。
あなたの気持ちを受け止めたよ〜と全身で伝える。
その上で、相手じゃなく自分の素直な気持ちを伝える。
例えば「あ〜これは○○な感じがするね。」と感想を言ってみたり、
「食べるのやめとく?」とその後のことを相談したり。
でも、本当は「受け入れる」が一番いいんじゃないかなーと思ったりもします。
誰だって受け入れてもらえたら嬉しい。
出来ればいつも受け入れて欲しい。
そう思うのは人の性。
でも、受け入れる人にも考えや感情があります。
心に違和感なく受け入れられるなら、もちろん受け入れたらいいんですが、
「受け入れなきゃいけない」と思い込んで小さな違和感を無視して受け入れたフリをしてしまう。
そうすると、無視された自分のなかの違和感がずっとくすぶって、なんだか居心地が悪くなります。
これ、ケンカのタネですよね。
勝手に自分で自分の気持ちにフタをしたのに、「相手のために私は我慢した」と勘違いして相手に怒りが向いてしまう。
ケンカのタネは、芽が出て膨らむ前に、刈り取る。
もっと言えば、タネをつくるくらいなら、最初から受け入れる必要は無いと思います。
受け止めることが出来れば、コミュニケーションは充分に滑らかになり、案外お互いに気持ちよく関われるものです。
受け止める。
まずは今日1日意識して過ごしてみようと思います。
今日もご機嫌な1日を。
サポートをいただけたら、とても嬉しいです。 哲学対話の面白さを多くの方に体感してもらえるように、これからも私らしく活動を続けていきます。いつか哲学対話の場でご一緒できたらすごく嬉しいです。 よい一日を。