オフショア開発でよく使われるUI/UXデザイン・プロトタイピングツール
各社様からWebやアプリの開発をお仕事の依頼をうける際、UI/UXデザイン・プロトツールで受け取るケースが随分と増えてきました。オフショア開発は基本的にお客様と開発チームがリモートワーク(テレワーク)になるため、こういったツールを活用したやり取りがかかせません。
どんなツールがよく使われているかをご紹介いたします。
■これまで
国内)Prott、たまにCacoo
海外)InVision, Moqups
という感じでした。洋物と和物というわけじゃないですが、国内企業様からは和製ツールが多かったです。
■最近
国内)Adobe XD, Figma
海外)InVision, Moqups
という流れにシフトしてきました。
特にXDの利用が一気に広がってきたように感じています。
ちなみに開発者に好きに選んで使っていいよと言うとJustinmindを好んで使っています。ツールで実現できる機能がプログラマーの思考に近い形でプロト制作できるようになっているからのようです。
ツールごとの特徴ですが、あくまでもツールの目的は最終成果物であるWebやアプリを作るためのアイディアや仕様の共有のためですので、その意図通りに完成することが重要です。
プロジェクト振り返りを行う際、UI/UXでの手戻りが少なく、デザイン制作者の意図や解釈がスムーズにいったものは、比較的InVisionやMoqupsを使って開発チームとやり取りしていた、というケースが多くみられる傾向にあるようです。
一方逆に、XDだと苦労したというケースも散見されています。これはXDがAdobe CCに含まれているツールであり、Adobe CC導入企業だと追加コストかけずに使えるので利用企業が増えてきているという反面、XDというツールがあくまでもデザインをベースに軸足をおいているので、開発者に届く情報量が限定されてしまって、開発者に意図が伝わらなかったり、かえって誤解を与えて実装させてしまい、後から修正が入ることが生じてしまっているようにも感じられます。あくまでも現行バージョンに関しての見解ですが。
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