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自分と向き合う時間

巡りゆく日々を過ごしていく中で、自分と向き合う時間はどれぐらいあるのだろう?

仕事や友人関係、様々な場面で自分というものが、どんな人間でどう見られているのか。

そして、今の自分は何を考えているかを、ノートに書きなぐってみることにした。

まず自分の「直したいこと・大切にしていること」を書いてみた。

ここで自分でも意外だったのが、直したいところよりも大切にしていることの方がペンを止めることなくさらさらと書けたのだ。

一部抜粋すると・・・

・否定から入らず相手の気持ちにどうしたら寄り添えるかをまず考えること

・人に対して怒りの感情を持たないこと

・常に「温」の気持ちを持つこと(相手に「強・固・重」のイメージを持たせないこと)

書いてみて思ったことは、一貫して「平和主義」であること。

分かってはいたが、時におせっかいで極度のお人好しだということだ。

ただ、「大切にしていること」と「自分の良いところ」は全くの別物で、「大切にしていること」は言わば、自分の中の小さな目標である。

そういう意味では、「直したいところ」と「大切にしていること」の方が同じ意味合いを持っているかもしれない。

そして、次に「好きな人の特徴」を書いてみた。

・多くを語りすぎず、程よい相槌を打てる人(こういう人は落ち着きと愛嬌を兼ね備えている)

・魅力的な笑顔の裏に強い芯がある人(こういう人は自分の見られ方や立ち位置を理解している)

・丁寧に生活を生きている人(こういう人は仕事も私生活もアイデアで溢れ、楽しみ方の極意を知っている)

・人を無条件に肯定できる人(こういう人は多いようで少ない、人はいつだって誰かにYESと言われたいのである)

・自己犠牲ができる人(こういう人は深い痛みを知っている、頭で考える前に体が動いている)

まだまだ書きたいことはあるが、まずはこれらの特徴を書き出す時に、自分の周りにいる人たちを想像しながら、その人の名前も一緒に添えながら書き連ねた。

そして書き終えた後に、具体的に自分との共通点を書いてみた。

・●●ちゃんの人の接し方

・●●さんの相手への思いやり

・●●ちゃんの人前でのスイッチの入り方

・●●さんの喋りのテンポや波長 など・・・

反対に最近自分と合わないことも書いてみた。

・●●さんのサバサバな口調

・●●ちゃんの文学的な考え方 など・・・

話がどんどんそれてしまったが、自分の中では手書きで書いた白紙のノートが4ページ分埋まった時に、なんとも妙な感覚に出会った。

自分の今考えていることをうまく導き出せると思って始めた時間がいつしか書けば書くほど、自分の中にうまく落とし込まれ、感情が「無」になっていったのである。

それと同時に私には大事なことを教えてくれる沢山の人が周りにいて、いつだって人生の教科書を開くことができるということを知った。

歩く道に迷った時も、すでに自分の中にこんなにも道を教えてくれる人たちがいる。

いつだって自分の考えのようでそうじゃない。

私が自分と向き合うために始めた今回の時間は、周りの人たちをとても愛おしく想える大切な時間となった。

だから、人生は楽しいのである。

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