入手してわかった、HHKBを持つ喜び
HHKBというキーボードをご存知だろうか。
正式名称はHappy Hacking Keyboard。
知る人は知る、四半世紀にわたって愛されているキーボードだ。
そんなキーボードであるが、
私は検討に検討を重ねて、最近ついに入手をした。
それもそのはず、このキーボードは3万円以上もするからだ。
周辺機器にあまり資金を投じない人や学生からすれば、背伸びが必要な値段だと思う。私もその一人であった。
しかし、それでもなぜHHKBが愛されるのか。
その理由が入手して1週間も経たずにわかるようになってきた。
今回はその内容を考察していきたい。
考察1: 凝縮されたキーボード配列
まずHHKBは、他のキーボードにはない配列をしている。
Delete(BS)キーが一般的な位置と異なっている、
Control(Ctrl)キーが「A」キーの横にある、
「`」のキーが右側にあるなど、異色の配列を放っている。
※HHKB英語配列の場合。
しかしこれらの配列は合理的に配置されたキーであり、
大きく手を動かす必要がないように設計されたキー配列なのだ。
これにより、安定したスピードでのタイピングをすることができるのが、
この配列の特徴なのである。
考察2: コンパクトサイズ
次にHHKBのサイズだが、
横幅は294mmと30cmの定規にほぼピッタリぐらいのサイズだ。
一般的なフルキーボードのサイズであれば約45cmと、
かなり幅がある。
横幅約30cmは小さなキーボードを自ら探すことがなければ、
あまり聞き慣れない大きさである。
安いキーボードではそうそう見つからないサイズだ。
このコンパクトなサイズによって得られる効果として、
マウスがぐっと近くなることだ。
マウスを持つために手を動かす距離が短くなることで、
作業効率が上がることに期待が持てる。
また、このサイズであれば持ち運びに便利であり、
外出先でもいつでも使用することができる。
考察3: 病みつきになるキースイッチ
現モデルのHHKBの最大の特徴とも言えるのが、キースイッチである。
一般的な安いキーボードはメンブレンやパンタグラフといった、
安価に生産ができるスイッチ方式を用いる。
しかしHHKBは静電容量無接点方式という、
一般的には聞き慣れないキースイッチを採用している。
静電容量無接点方式とは、
バネの静電容量でキーの押下を検知することができる、
電気的な接点がないキースイッチである。
このキースイッチにより、独特な打鍵感を体感できる。
一度体験したら一般的なキーボードから戻ることはできないだろう。
公式が公開している動画で、静電容量無接点方式の打鍵感を体験できる動画ある。是非確認してほしい。
結論
全員が全員ウケるとは限らない、とは思うが、
新しいキーボードを探しているのであれば、
是非ともこのキーボードを視野に入れてほしい。
私は2年間もほしいと思い、やっとのことで入手したが、
なぜすぐ入手しなかったのかという後悔が強かった。
HHKBを持ち運びメインとして使用していこうと思っているが、
メインPC用にもう一つほしいと感じるほどである。
独特な配列とサイズとキースイッチが、
キーボードライフに間違いなく新しい風を吹かせてくれる。
Happy Hacking Keyboard、日々の仕事などに幸せをもたらしてくれるキーボードになることに間違いない。
HHKBはPFU公式サイト、公式のAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングで購入することができる。
店頭では販売していないので、注意してほしい。
実際に触れてみたいという方にはタッチ&トライスポットというものがある。もし近くにあれば体験してみてほしい。
私も遊舎工房にてHHKBを体験している。
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