ずるい
『ずるい』
ずるいってそんなに悪いことなのか?
ふと、そんなことを思いました。
なんとなくあまり嫌いになれないずるいという感覚。
自分がずるいと感じる時、本心はその相手への嫉妬なんじゃないかと気づいてしまったから。
ずる・い 【▼狡い】
(形)[文]ク ずる・し
〔近世以降の語〕
①自分の利益のために、ごまかしてうまく立ち回る性質である。狡猾こうかつだ。こすい。「—・い男だから油断はできない」
大辞林 第三版
本来は『自分の利益のために、ごまかしてうまく立ち回る性質』とのことで実際悪い意味のようでした。
まあ、本来の意味より少しカジュアルに使われるようになっただけ。という見方もできるのですが…自分の嫉妬を隠すために使うのは自分のためにもよくないような気がします。
自分が懸命に作業している側から、その作業をすっ飛ばしてもいい方法を見つけ追い抜かれた。
「あ、ずるい!」
違う、そうじゃない。その人は閃いたのだ。知恵を絞ったのだ。
自分がやっている作業をやらない相手が羨ましいだけ。
じゃあ、どうすればいいのか。
自分もその作業をやらなくてもいいように真似すればいい。
容易でないなら、教えてもらえばいい。
自分からなんのアクションもせずに「ずるい」はずるい。
他にも、苦労している側や不幸な側。マイナスの方に全員を合わせようとする風潮は多く見られるように思う。もっともっと良い楽の仕方をしている方や幸せな方に引き寄せられる社会の雰囲気が生まれると良いな。
まずは自分の心から。そんな気持ちを持っていきたい。そう思いました。
『ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門』
思わず「ずるい!」と言ってしまうようなアイディアを思いつくための思考法(ラテラルシンキング)について書かれている本で、面白かったです。
今日も読んでくれてありがとうございます。
ずるいずるい。と言い続ける人生より、時にはずるいと言われる人生を送る方が、幸せな人生かもしれない。そんな気もします。
twitterもよろしくお願いします(^^)/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?