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ゆずりのはじまり。

ゆずりバックのはじまりは、私が新型コロナ不況の煽りを受けて、仕事を離職することになったことから、はじまりました。
その頃は、新型コロナの騒動が激しくなってきた中で、私が当時住んでいた東京では、緊急事態宣言が何度かでだした頃でした。そんな不安定な状況の最中に離職することになり、子育てと仕事で忙しかった毎日から、急に時間ができたのです。

こんな状況なので就職活動も難しいだろうし、失業手当もすぐに貰えたので、どうせなら暫くゆっくりすることにしました。

暫く落ち込んだのちに、これからどうしようかと考えていると、自身で納得のいくバックを作り、販売することに挑戦したいという想いが、日に日に湧き上がってきました。

丁度その頃に、バックのコンテストで受賞した際にいただいた賞金35万円が手元にありました。この35万円は奇跡的な収入なので、遊んで使ったり、貯金に回したりするよりは、何かに挑戦することに使いたいと思うようになってきました。夫に相談したら、やってみたらと言ってくれました。

そして、少し前に、生産に必要なロットが最低で1000mという特殊な生地を作れないかという企画があり、通常の販売では、1000mの生地をペイをすることは不可能で、クラウドファンデングでの販売なら何とかならないかと、クラウドファンデングの利用を検討するために、クラウドファンデングについて調べる機会がありました。

そこで、クラウドファンデングについての情報を色々と集めているうちに、とても面白いプラットホームだなと興味が湧いてきました。

私は、以前に輸入雑貨の卸販売会社で働いていたのですが、その時は、まだクラウドファンデングのような存在はなく、直接の販路を持っていなく、お店の売り場に商品を置いてもらうことは、とても大変なことでした。

営業の方が商品をお店のバイヤーさんに売り込みに行って、なんとか売り場を獲得することが出来ても、そこで商品が売れるとは限りませんし、商品を売るには、販売に対応できる在庫を抱えなくてはなりません。それの負担やリスクは決して小さくはありませんでした。

それに比べて、クラウドファンデングでは、自身で直接お客様に売り込むことが出来て、先行受注販売なので、在庫リスクも少ない、とても画期的なシステムだなと思いました。

このクラウドファンデングなら、私一人でも賞金を元手にして、バックを作って販売することが出来るんじゃないかと考えるようになりました。

これが、ゆずりバックの始まりです。

この時は、一人でブランドを立ち上げて、商品を作り販売することが、こんなに大変なことだとまでは、考えが至っていませんでした。

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