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読書感想文

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「本は古今東西の人間の叡智や体験などが詰め込まれたパッケージだ」大井実氏 人生は一度きり、その人が何十年掛けて得たもののエッセンスが、1冊の本に詰まっている。 その人の全てを体…
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2019年7月の記事一覧

=読書感想文= 日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学 花のタネは真夏に播くな (文春文庫) 水澤 潤

竹田和平さんは、もともと好きで、「人とお金に好かれる「貯徳」体質になる」を6年ほど前に読んでいましたが、再び投資の本でやってくるとは思っていませんでした。私のイメージは、投資家というより、たまごボーロの工場ラインで、最後に「ありがとう」を流して吹きかける?をやっているというイメージが強いです。この人の本を読んでから、とにかくありがとうありがとうというようにしていました。 その後、息子ができて、娘ができて、子供達はみんな些細なことでありがとうと言ってくれます。水筒洗って渡した

=読書感想文= 人生の教養が身につく名言集―「図太く」「賢く」「面白く」 出口 治明 (三笠書房)

この本を読んで、読書感想文のあり方について、考え直しました。 私の読書感想文は、後で見たときに、記録として、どの部分に惹かれ、それに対する自分のコメントや考えたこととして、書いていました。しかし、この本の中には、 〜 「勉強する」、あるいは「学ぶ」という人間の行為は、インプットとアウトプットがセットになっているのです。 インプットしたままの他人の言葉ではなくて、それを自分の頭で 咀嚼 して、自分の言葉に引き直して言語化する。その作業を経ること

=読書感想文= THE WONDERFUL WIZARD OF OZ

TOEICの勉強をする必要が出てきて、英語多読用に読みました。 TOEIC500点台(2019年5月現在)の私に多読はハードルが高いです。 多読について、よく聞く話は、特に書くたくさん読むこと、読むのが難しい場合は、英語の絵本からでもと聞きますが、とても、英語の絵本を日々読む気にはなれませんでした。 そのため、日々ちょうどいい読み応えのある洋書、つまり「簡単な英語で書かれていながら、読んでいて面白いもの」を探しています。 そこで目についたのが、オズの魔法使いです。有名な