文句を言わない人ができた人間だという価値観なんかなくなれ

文句を言わずに只々自分のやるべきことをやる人の世間一般的な評価は良いのではないかと思う。

少なくても私は、そう思ってずっとずっと生きてきた。実際に自分が文句を言わず我慢して他人を優先させたことに対して「偉いね」と評価してくれる人もいた。だから、我慢することに対してあまり抵抗はなかった。むしろ自分が他人から褒められるようなことをしていることが快感だったし、我慢できない人間より我慢できる自分がなんだか上の立場にいるような気がしていたのだ。

しかし最近になって、他人を優先したところで自分が損をする確率が高くなるだけということに気付いてきてしまった。でも、気付いたところでもう自分より他人を優先させる行動が染みついてしまっている私は、そうではない行動を取ったとき、謎の罪悪感を感じてしまう。

この価値観について私は、世間からなのか、親からなのか、どこから学んだのかわからないが、確実に私の体に刷り込まれている。

ただこの価値観が作られたのは、誰かが誰かを支配するためなのではないかと思っている。
我慢することが素晴らしいことだと支配したい誰かに植え付けることで、悪いイメージを持たさずに相手に我慢させるといった感じだ。
もしそうなら私はどこかの支配者にまんまと引っかかり、誇りを持って我慢してきたんだなと思うとなんだか悔しい気持ちになった。

文句を言わないことよりも、自分の意見をきちんと主張できる人間になっていきたいし、誰かの言いなりにならない人生をを送りたい。

以上

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