恋のキューピッドみあん~まじゅみ~

私、恋のキューピッド事務所を経営している・・・・・・
「みあん。手紙が来てるぞー。」
そう、私の名前はみあん。120・・・・・・じゃなくて、10歳。って誰が先に言ったのよ!あっシオンか。シオンは私の部屋に来て手紙を読み上げた。

みあん様
挑戦状
あなたは有名になって喜んでいますね。
なので、私はあなたより有名になります。
ふっふっふ。あなたは私に勝てるかしら?          まじゅみ様

まじゅみって誰?最後めっちゃ上から目線だし。ガチャリとドアが開いた。
「こんにちは、噂のまじゅみよ。有名らしいみあん。」
ひ、皮肉にしか聞こえない。
「こんなぼろ屋敷なんかに住んで。有名なみあんだからゴージャスな家に住んでると思ったわ。」
は?まじゅみ、態度悪すぎ。私は思いっきりけなされた。プライドがずったずったになった。私は
「うち、広いよ。よかったら泊ってく?でさ、まじゅみって誰?」
「まじゅみはあたしよ、あたし。覚えてないの?幼稚園の時のライバルよ。」
幼稚園の時なんて覚えてないわよ。私は何とか思い出して、
「ごめん。ライバルなんて星の数ほどいるから覚えてない。多分だけどイラストレーターのララさんの弟子のキララ??」
「違うわよ!てか誰よその女!」
うーわ。めんどくさいタイプの女だ。
「ああああああああああああ!あの石化学科のメカ先生の4番弟子ね。」
「そうだよ。お前を今日は石化しに来た。今、最も石化能力の高いクリスタルを用意したんだよ。お前だけの為に、な。感謝しろよ。」
「もしかして、手紙を送ったまじゅみじゃない・・・・・・?」
「そのとーり。あたしと、手紙を送ったまじゅみってやつは違うんだよ。」
とまじゅみ。
「じゃあ、まじゅみじゃないまじゅみは誰なの?」
「だから、あたしはまじゅみだっつーの。」
そういってクリスタルを出した。私は持っていたケータイを出して・・・・・・。
「ああー。あたしの、あたしの15年の苦労がー。勝負は5年後にする。5年も長生きできるんだから、感謝しろよ。あばよ。」
と言って去っていった。何に感謝しなきゃいけないんだろう。まじゅみが居なければ私は普通に生きているのに。その後、ぷっと私は吹き出した。あっはははははははは。クリスタルって割れやすい。実は、クリスタルに向かってケータイを投げたんだ。ケータイも壊れたけどね。まじゅみが置き忘れてったんだよ。オールリセットしてやり直そう。

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