恋のキューピッドみあん Tデート中編

当日 車の中

私はりな。今、しおりの家でエミリーが迎えに来るのを待っている。
「ねえ、変じゃないよね。」
しおりが不安そうに聞いてくる。私は
「大丈夫だよ。似合っているし。みあんさんが言ってくれたんだ。」
としおりを励ました。その後に、みあんんさんがくれたポーションを二人で飲んだ。飲み終わった後、エミリーが来た。車に乗っているのは・・・・・・ちさと!あれ?エミリー、ちさとに近すぎない?私としおりがエミリーの車に乗り込むと、順番は私、しおり、エミリー、ちさとだ。私とちさとの位置が離れすぎている。それに・・・・・・やっぱりエミリー、ちさとに近いよ~。エミリーは、ちさとに
「ちさとくぅ~ん。あのぉ、わたしぃ、今日はねぇ、こんな服を着てきたんだけどぉ、似合う?」
と服を聞いている。エミリーの服はピンク色でフリルがたくさんついてあるから、絶対動く用の服じゃない。刺繡もついてあった。E&Tという。Eはエミリーのことだろう。Tは、ちさとじゃない?
「に、似合ってるよ。」
ちさとはエミリーの服を褒めた。むぅ。私だって褒めてほしい。私は、
「私の服は?」
と聞いたが、ちさとからは返事が返ってこなかった。それは、エミリーが
「ちさとくぅん。」
と何度も話かたけていたからだ。私は、
「エミリー、エミリーの呼んだ人って誰?」
とちさとに話しかけるのをやめさせようとしてエミリーに話しかけた。
「あ、実はその人、今日来れないよー。」
え?その反応は絶対呼んでなかったじゃん。
「ちさとくぅん。わたしぃ、ゆうと君の家わかんな~い。教えて~。」
「ゆうと君の家なら、この道をこうやっていって・・・・・・」
しおり!もしかして、エミリーとちさとがあまり話さないようにするために言ってくれたの?しおりは、
「ここだよ。ここ。」
といってゆうとの家を指さした。そして、しおりとちさとがゆうとの家にチャイムを鳴らしに行った。私はその間にエミリーと話した。
「あのさ、何でエミリーの呼んだ人がいるって嘘をついたの?」
「だって私、ちさと君一筋なんだもの。」
「何で。エミリーは沢山持ってい来るものがあるじゃん。なのにどうしてちさとにこだわるの。」
「私は、ちさと君に助けてもらったことがあるの。私が2年生の時だった。陸君っていたでしょ。その子が私をいじめてきた。ある日、私がいじめられているところがちさと君に見られたの。その時に、私を陸君から庇ってくれたの。その時に分かったわ。私はちさと君のことを好きだって。それに、庇ってくれたから私のことをちさと君が好きだと思った。なのに、なのに・・・・・・ちさと君は私のことを放ってあんたみたいな地味女といるのよ!」
私が地味女。それはあっているかもしれないけど、エミリーのことをちさとが好きだっていうのは自意識過剰じゃない?
「あんたのせいよ!あんたなんかいなければ・・・・・・。」
なんかやばそう。殺気があって怖い。どうしよう。あ、ちさとたちが車に戻ってきた。
「ごめん。時間がかかった。」
あ、今いえるかな。
「あの、私の服、似合ってる?」
私が聞くと、それに被せてエミリーが、
「あのさ、ゆうと君。」
といった。ゆうとに何か用かなとしおりが不安そうに見ている。今の順番はエミリー、私、ちさと、しおり、ゆうとの順番だ。ちさとの隣に座れて嬉しい。のに、エミリーが私と席を交換させた。エミリーは、
「ねぇ、ちさとくぅん。ちさと君ってりなっちと付き合ってるの~。」
と聞いた。りなっちって。さりげなく私と仲いいアピールすな。仲良くないのに。
「付き合ってるけど。」
ちさとはクールに言った。
「ええ、でもぉりなっちってよく食べるよぉ。」
噓つけ。私は少食だよ!
「でも、この前一緒にご飯食べに行ったときあんまり食べていなかったけど。」
ちさと・・・・・・。
「それは、・・・・・・あのぉ、ちさと君と一緒だからだよぉ。りなっちはぁちさと君が好きだから目の前ではあまり食べないんだよぉ。」
「だって。そうなのか?りな。」
誤解だってばー。
「違うよ。私はあまり食べない。エミリーが言っているのは、自分のことじゃないの?」
丁度いいから、責任をエミリーに押し付けた。元々は自分の蒔いた種だしね。エミリーは、
「そ、そんなことないわよ。りなっち、嘘はダメだよ。」
といった。
「嘘じゃないもん。ホントだもん。」
ちょっとぶりっ子になってみた。ちさとを見ると困った表情をしている。
「あ、ごめんごめん。ちょっと遊んでみただけだよ~。」
私はちさとをこれ以上困らせたくなかったから、そう言った。
[あのさ、私のちさと君に何したの?]
[何をしたといわれても・・・・・・。ていうか、エミリーのちさとじゃないでしょうが!]
小さい声で会話したら、ちさとが
「どうした?」
と聞いてきたから、話は中断された。私は、
「あと何分で目的地に着くの?」
とエミリーに聞いた。
「そろそろよ!」
と怒ったように答えた。

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