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J庭初サークル参加レポ

前回のJ.GARDEN53で初めて一般参加し、今回はついに初のサークル参加を果たしました。

初一般参加時のレポ↓

このレポを書いた時は漠然と「いつかサークル参加できたらいいな~」と思っていました。
しかしそう言って引き延ばしている内に様々な事情で参加できなくなったりするんじゃないか?と考え出したら不安になり、今回ついにサークル参加を決意しました。

イベント数ヶ月前~前日まで

今回出した新刊ですが、原稿作業は今までで一番修羅場でした。
というのもここ数ヶ月仕事が忙しく残業続きの中、職場から取得するよう指示された資格の勉強が重なり心身共に限界でして、特に8月中は自分の書いた文章を読むことすら出来なくなり全く原稿に手が付けられない日々が続きました。

新刊落とすかもしれない、それ以前にイベントすら参加できないかもしれないと何度考えたかわかりません。

そんな中これまでに頂いた感想に励まされたり、好きな作家さんのサンプルが上がっているのを見て「諦めてたまるかあああ!!!」とがむしゃらに書き続け、なんとか〆切当日に脱稿することが出来ました(翌日印刷所様から入稿ミスがあると連絡が来たときは終わったと思いましたがなんとかなって良かったです。データチェックして下さった印刷所様に感謝)。
とはいえ、睡眠時間を極限まで削るなどかなり無茶をしたので今後はもっと余裕を持って原稿に取り掛かりたいです。

脱稿してからもずーっとバタバタしていました。
オフイベ、やることが多い……!
とにかく準備が大変でした。頒布物だけ用意して後は主催者様に丸投げしていたオンイベと違い、敷き布や小銭やポスターの用意など……脱稿してからイベントまでの一週間は急いで準備を進めていました。

前回は一般参加だったので好きな作家さんに感想の手紙をお渡しできたのですが、今回は書く時間が確保できず諦めることに……。

……。

やっぱり書きたい!

丁度手元にレターセットもあるし、一週間あればぎりぎり間に合うはず!
よっしゃ書くぞ~!

字、きったねぇ。

数ヶ月で字は上手くなりません。というわけで今回もWordに頼りました。
今回はコピー機を新調したのでペラペラネップリ手紙を卒業し、少し厚みのある紙に印刷したので前回より若干マシになりました。
手書きでお渡し出来れば一番なんですけどね……。

イベント前日は東京観光する余裕も無く、念入りに会場の場所を確認した後、連日寝不足だったこともありホテルで爆睡しました。

当日

迎えた当日朝、サークル待機列の長さにビビる。
結構早めの時間に着いたにも関わらず、既に一般参加者の待機列まで出来ていて驚きました。
サークル参加用のリストバンドを巻いて会場に入り、ようやく自分のスペースとご対面!

素机(すづくえ)!!!

この剥き出しの机と椅子……!そして机の下にある段ボール……!
ここに来てようやくサークル参加の実感が湧きました。今からここで頒布するんだな、自分!

感傷に浸っている時間も無いので、早速設営に取りかかりました。前日にホテルで設営の練習をしていたとはいえ、当日は結構手こずりました。やはり現場の空気は違いますね。
今回ペーパーを用意する時間も無く頒布物は一種類だけなので、卓上が寂しくなるかな~と心配していましたが実際は逆でした。
意外と一つのスペースが小さい!
本とポスターと簡易レジを置いただけで結構埋まってしまって、何種類も本を出してる方はどうやってスペース内に納めてるんだとびっくりしました。

サークル受付を早めに済ませつつ、なんとか設営完了。

値札等あれこれ準備している内にあっという間に11時になり、ついにイベント開催のアナウンスが!!

前回一般参加した時の夢だった「サークル参加者として拍手する」を叶えた訳ですが、実際は「嬉しい!」より「いよいよ始まってしまった」という緊張感が上回ってしまいました。

開始と共に壁サークル様へと流れていく方々を見送りながら、とにかく不安で不安で、一冊も手に取って貰えなかったらどうしようと心臓が破裂しそうでした。

そしてイベント開始から約10分経過した頃。

昇天

ア…………アアアア~~~~!!!泣いちゃう!!!!
けどここで号泣したら引かれると思ったので必死に太股をつねって耐えました。それでも視界は滲みました。う、嬉しすぎる……ッ!
その後も手に取って下さる方、差し入れを下さる方もいらっしゃり、数ヶ月間の苦労が報われました。
小説書いてて良かった~~~~!!!

しかしここで悲劇が起こります。
開始から約1時間半、そろそろ買い物に行こうかな~と好きな作家さんのXをチェックしていた所。

ワギャーーーーーーーッ!!!!!(声にならない叫び)

サークルソロ参加の洗礼を受けました。
もっと早く離席して確保するべきだったかもしれませんが、今回はサークル参加者として出来る限りスペースに居たかったので仕方ない。取り置きをお願いする勇気は……無かった……(泣)
なんとか冷静になりつつ、通販の通知ボタンを即効ポチりました。

そしてイベント開始から約2時間。

ありがたいことに新刊が完売しました。

これは本当に予想外でした。
参考までに私は過去に二回オンイベで本を出しており、それらは自家通販で一年かけて完売しました。
今回の新刊はサンプルのブクマ数が既刊とあまり変わらなかったにも関わらず倍の量を刷ったので、刷りすぎたかな……と心配していましたが、もっと用意しておけばよかったです。オフイベの部数読むの難しい。

完売後は即お買い物に行きました。
今回も好きな作家さんのスペースに向かい「アッ……カゲナガラオウエンシテマス……!!」とカタコトで挨拶し、押し付けるように差し入れと手紙をお渡しして退散しました。
ただ、新刊を買えなかったショックが大きすぎて「完売おめでとうございます」の一言が言えなかったのが心残りです。せいぜい歯を食いしばりながら「シンカン……ツウハンデゼッタイカイマス……ッ!」としか言えませんでした。
私情を挟んではいけない(戒め)

本当はもっとお買い物したり特設コーナーを見て回りたかったのですが、予定が入ってしまい早めの撤収となりました。


☆今回の反省点☆
・部数
完売したのは嬉しいのですが、その後撤収中にスペースを訪れてくださる方もいらっしゃり、何もお渡しできず猛省しました。オンイベと同じように考えていたけど実際は全然違った。
新刊が買えない悔しさは自分が一番知っているので、在庫を抱えることを恐れずに多めに持っていけばよかったです。
もしくはコピー本とか、新刊が無くても何かしら渡せるものがあればよかったなと。

・年齢確認について
ポスターの裏に年齢確認表を貼り付けていたのですが、運転免許証以外の身分証は生年月日欄がすぐに見付けられず時間がかかってしまいました。お待たせして申し訳なかったです。保険証やマイナンバーカードは事前に生年月日の位置を確認しておくべきでした。

・名刺
新刊渡す時に一緒に渡せば良かったかもしれない。ご自由にお取りくださいと書かれているものって意外と取りづらいんですよね。


上手く喋れない、滑舌が悪く聞き返させてしまった等反省点はまだまだありますが、最後に一言だけ。

すっごく楽しかった!!!

初めてのサークル参加でしたが、苦労した甲斐がありました。
好きな作家さんをきっかけに創作BLにハマり、自ら小説を書くようになってから数年間。
ついにここまで来れたなぁ、と……イベントのことを思い出すとまた泣いてしまいそうです。

J.GARDENというイベントを知ることが出来て本当に良かった!

次回も是非参加したいです。
無理のない範囲で……


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