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侮るなかれ塩分不足と熱中症

今回は羽生選手とは全く違った、私が経験した皆様にもよく知っておいてもらいたい体験を書きたいと思います。

今年の夏は異常な暑さが続いて、熱中症患者さんが増えてますね。
悲しいことに亡くなってしまった方も。お悔やみを申し上げます。

この暑さの中を10分歩いた程度でも尋常じゃない汗とあと太陽光に目もやられるんですよね💦
先日日傘をさしていても、眩しすぎて目が開けられないほどでした。

余談になってしまいましたが、熱中症は内心部の温度が高くなり起こってしまう症状ですが、応急処置としてリンパを冷やすなどすれば点滴を打ったりすることで回復ができますね。

私は熱中症になりかけたことはありますが、それに近い症状に数年前襲われました。

それは「塩分不足」でした。

今の時代塩分過多で塩分を控えましょうと言われてますが、極度に摂取しなくなると大変なことになります。

 塩分不足が発覚する半年前、ある時突然お腹が緩くなりだしました。それは気持ち悪さも伴うようなもので、仕事中にもなったり家に帰ってもその感覚は消えず時には下痢を繰り返す。。

私は普段からお腹が良く悪くなりやすかったので疲れやストレスだと思ってました。
そこから数週間経つと、吐き気を催すほどの気持ち悪さに襲われ、更にご飯を食べることが出来なくなることが頻繁に。。

季節は3月頃。仕事は冷暖房完備の場所。通勤は少し歩いてバスで移動。

だけど、突然良くなることもありご飯を食べられたりしました。
その後夏が訪れ汗をかきながら仕事を頑張りました。
お腹の調子はあまり良くなく、吐き気もそれなりにありました。夏はスポーツドリンクをよく飲んでました。

そして11月頃、突然激しい吐き気に襲われました。お腹も下す、吐き気で眠れない、薬も効かない、あまりにも症状が進行しある日夜中に激しい吐き気に襲われ救急車を呼びました。

病院ではとりあえず点滴をしてもらい、これまでの経緯を話し、翌日胃の検査、血液検査を受けることになりました。
その際、当時飲んでいた薬の量や寝不足過ぎて意識が少し朦朧としていて先生も原因が分からなかったようでした。

しかし、胃カメラで見ても胃に異常はなし。
ではこの吐き気やお腹の気持ち悪さなどはどこから来ているのか。
先生の診察を受ける際、血液検査の結果を見てこう言われました。
「夜に点滴を打っているのにナトリウム(塩分)の値が低すぎます」と。

そのあと説明してくれました。
「ナトリウムは脳の伝令(電気信号)をスムーズにさせるために使用される、これが不足すると脳からの伝達が体に上手く伝わらなくなり胃や腸などに最初は影響が出やすくなり(塩分を欲している)、それでも不足状態が続くと最悪意識障害を起こし死に至ることもある」

と。。。

これを聞いた時とてもゾッとしました。

もしずっと我慢をしていたら、救急車を呼ばなかったら命に関わっていたのかもと。。

では、なぜ私は塩分不足になったのか。
それまでの生活を振り返ってみると、分かったのです。

全ては食生活でした。
当時の仕事を始めるまでは一日3食を食べていたのですが、その時の仕事は時間が変則的なところだったため、お昼ご飯の代わりに甘いものばかりを食べていました。
朝食はパンと牛乳。夕食はあるものを適当に食べていたのです。

基本的に味の濃いものが好きな私でしたが、次に良くなかったのが当時飲んでいた薬の量でした。

そう、薬の量が多い=水を沢山飲む
からです。

そして昼食は甘いもの。
さらにスポーツドリンクが糖分をさらに高めていました。

夕食にはお肉をよく食べていたのでそこでようやく塩分をまともに摂取出来ていたのですが、夜も薬の量が多く水を多く飲む。

この繰り返しでした。

そして夏は汗をかき、更に塩分を排出してしまうように追い打ちがかかる。。

自分ではそれなりに摂取できている、また塩分を控えめにという健康志向が感覚を麻痺させていたんですね。。

先生からは今日から1週間塩を沢山とって下さいと、舐めてもいいくらいだと。
そして、余分な薬は飲まないことと指示を出され1週間それを実践し、再び血液検査をしたら通常値に戻っていました。
その頃にはお腹の調子も良かったです。

こんな恐ろしいことがあるんだと私はその時身をもって体験をして、そこの職場をやめました。。

人生を狂わしかねない事なんですよね。
今でもあの感覚が怖くて塩分には気をつけています。

そして、スポーツドリンクですが、これは本当にスポーツをした時に飲むものです。
家でじっとしていたりする時間が長い人には向かないそうです。
飲むのであれば経口補水液がいいそうです。
私はそれから夏は経口補水液を飲むようにしています。

塩分不足と熱中症は私は似てるものだと思います。両方とも最終的に命に関わるものです。
なので、健康志向だからと合わないものを摂り続ければいつか反動が来るので、もし血液検査をする機会があればナトリウムの数値を気にしてください。

糖分の摂りすぎも注意です!

1番はバランスよくが理想なのでしょうが中々難しいものではありますが、1度自分の食生活や薬を飲んでいる人は本当に必要な薬なのかを考えて、先生や薬剤師さんに相談してみましょう。

このような経験をする方が1人でも減ることを私は祈っています。

この暑い夏、しっかりご飯を食べて、それなりに体を動かし、水分も自分に合ったものを飲んで過ごしていきましょう!

#塩分不足
#熱中症


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