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イーロン・マスクの新AI画像生成機能を支える「Black Forest Labs」:カオスの舞台裏に迫る

ミーム天国、それともデジタルカオス?

イーロン・マスクが新たにリリースしたAI画像生成機能「Grok」。この機能、どうやら「やりたい放題」な仕上がりになっているようです。例えば、ドナルド・トランプがマリファナを吸っているフェイク画像を簡単に作成し、そのままX(旧Twitter)に投稿できるんです。笑

ですが、この一見カオスな機能を支えているのは、実はドイツの新興スタートアップ「Black Forest Labs」なんです。

ちなみに岸田首相はまだ認知されていないよう。

Black Forest Labsとは?

このGrokの新機能の背後にいるのが、2024年8月に設立されたばかりのBlack Forest Labs。このスタートアップは、Andreessen Horowitzが主導する31億円(約3,100万ドル)のシード資金を得て、華々しく登場しました。他にも、Y CombinatorのCEOガリー・タンや、元Oculus CEOのブレンダン・イリーブといった著名な投資家が出資しています。

Black Forest Labs

創業メンバーは、以前Stability AIでStable Diffusionモデルの開発に携わっていたRobin Rombach、Patrick Esser、そしてAndreas BlattmannというAI界隈では知名度の高い研究者たち。彼らが手掛けるFLUX.1モデルは、その品質で他のAI画像生成ツールを凌駕していると評価されています。

無秩序なAI、そしてその影響

この新機能が登場してからというもの、Xはまさに「なんでもあり」の状態。ピカチュウがアサルトライフルを持っている画像や、歴史的に不正確な写真が次々と作られ、Xのタイムラインを賑わせています。イーロン・マスクはこれを意図していたのでしょうか?その答えは「イエス」のようです。

イーロン・マスクは以前、「AIが覚醒(Woke)してしまうこと—つまり、嘘をつくこと—は、非常に危険だ」と述べていました。この考え方が、Black Forest Labsのような「制約のない」AIを選んだ理由だと言えるでしょう。


広がるミームとデマ

しかし、この「何でもあり」状態が、必ずしもポジティブな影響をもたらしているわけではありません。例えば、テイラー・スウィフトに似たAI生成のデープフェイク画像がXで拡散されるなど、問題も山積みです。また、Grokが毎週のように間違った情報を「幻覚」して見出しにすることも問題視されています。

つい最近、5人の州務長官がXに対して、カマラ・ハリス副大統領に関する誤情報を広めるのをやめるよう要請しました。また、マスクがAIを使ってハリスの声をクローンし、彼女が「ダイバーシティ雇用」であると認めたかのように見せかける動画がシェアされるという出来事も起きました。


デジタルの未来はどこへ?

こうした新しいAI画像生成機能の登場により、X上での誤情報の拡散がますます懸念される中、Black Forest Labsの役割と影響が注目されています。イーロン・マスクとこのスタートアップのコラボレーションが今後どのように進化し、私たちのデジタル社会にどのような影響を与えるのか、今後も目が離せません。

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