第6回 猫とのご馳走、この幸せ
わたしは猫が好きである。とても好きである。とてつもなく好きである。好きで好きでたまらない。猫中毒という言葉があるのなら、自分はそうだと思う。とにかく猫が好きで、とにかく猫が大好きなのである。
そんな猫中毒はわたしだけではなく、猫好きであれば誰しも同じ具合であって珍しいものではない。そういうものなのである。猫が好きなひとは皆、同じなのである。
さて、この美食エッセーは舌の上だけの「美味しさ」を扱うものでなく、食の周囲にあるもの、舌以外の感性、経験、シチュエーション、そうしたもので美食は成り立つと考えている。
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