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売上だけを追うのは危険


今日は、売上だけを追うと危険ということを考えていました。
例えば、原価70円で1個100円の商品を販売するとして月の売上が1,000円だとします。
月にかかる固定費が200円だとすると、100円で販売したら10個売ったことになるので
300円の粗利益-固定費200円で100円の儲けになります。
じゃあ、10円値引きして90円で販売したら12個売れて1080円の売上だとすると、
原価は変わらないので、粗利益240円-固定費200円で40円の儲けになる。
もし20円値引きして80円で販売したら15個売れて1200円の売上だとすると、
これも原価は変わらないので、粗利益150円-固定費200円で-50円の赤字になるんです。
売上は200円も増えているのに残るお金がなくなるんです。
なので、固定費と粗利額の関係を追わないと、あれ?ってことになっちゃうんですよね。
逆に110円で販売して8個売れて、売上が880円だったとすると、
粗利益は320円-固定費200円で120円の儲けになります。売上は少ないけど残るお金は多くなる。
これ当たり前の話ですが、案外、売上とか年商、月商とかで話をすることが多いです。
売上だけ見るというのは本当に危険ですね。
今日は、売上だけを追ってはいけないという話でした。

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