ピティナ特級公式レポート〜3次予選リハーサル:梅村知世先生〜
3次予選リハーサル。後半は、梅村知世先生がオケパートを務める3人の出場者たちです(前半はコチラから!)。
小野寺 拓真さん
小野寺拓真さんのプロコフィエフ/ピアノ協奏曲 第3番 Op.26 から第1楽章。とっても表情豊かに演奏されていました。
いったん通した後は、楽譜を見ながらイメージを固めていきます。時には笑いを交えて、とてもリラックスした雰囲気でした。
鈴木 愛美さん
続いては、鈴木愛美さん。ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番 Op.58の第1楽章です。
ベートーヴェンのまろやかで深い響きの曲です。鈴木さんは長い呼吸で時に深く、時に軽やかに、音楽を楽しんでいるようです。長い物語を丹念に追うように、時間いっぱい、共に曲作りをされていました。
神原 雅治さん
神原雅治さんも、ラフマニノフピアノ協奏曲 第2番op.18 から第1楽章を演奏されます。
音楽の気配が変わる部分の入り方、駆け抜けるようなフレーズのテンポ感。二人で何度か試行錯誤して、一番ぴったり来る表現を探っていらっしゃいました。
本日3名のラフマニノフピアノ協奏曲第2番を聴きましたが、どのコンテスタントも共通的に確認するポイントと、各演奏者ならではのこだわりで作りこむポイントがありました。どのコンテスタントも、冒頭部分には時間を使っていたようです。荘厳な和音で始まるラフマニノフのコンチェルト第2番。冒頭の個性は、その後の曲全体の方向性を示唆しているのかも知れません。各出演者の冒頭部分、ぜひ注目してくださいね。
さて終了後にお伺いしたところ、公式伴奏者の先生は、それぞれ6~7曲のコンチェルト(オケパート)を準備されているのだそうです。そして2次予選の結果を受けて、その中から該当する曲を、翌日のリハーサルを経て、翌々日の本番で担当されるとのこと。経験豊富な先生方のオケパートも、楽しみです。
3次予選は明日8月1日(火)、J:COM浦安音楽ホール コンサートホール(新浦安駅)にて、13時30分開演(13時開場)です。チケットは当日券のみ会場で販売されます(一般1000円、学生・会員800円)。
3次予選の演奏順は下記ページからご確認ください。
ライブ配信URLはこちら↓です。
1日1票、好きなコンテスタントに投票できる、サポータ賞もお忘れなく!
(画像提供:ピティナ)