ピティナ特級公式レポート〜3次予選リハーサル:恩田佳奈先生〜
怒涛の2次予選、そして結果発表から一夜明けるともう、3次予選のリハーサルが始まります。息つく間もなく、と言う表現がぴったりのハードスケジュール。
3次予選は、明日、8月1日(火)。ファイナルで演奏予定のコンチェルトから抜粋した楽章を、オケパートのピアノとともに演奏します。オケパートを務めるのは、経験豊富な公式伴奏者の先生方です。
リハーサルは、西巣鴨音楽堂と東音ホールに分かれて開催されました。私はピティナ本部内、東音ホールでのリハーサルを見学させていただきました。
午前中は、恩田佳奈先生がオケパートを務める3人の出場者たちです。
生熊 茜さん
今日のトップバッターは生熊茜さん。ラフマニノフピアノ協奏曲 第2番op.18 から第1楽章。迫りくる和音の繰り返しが印象的な出だしから始まりました。いったん最後まで通してみてから、お互いのイメージのすり合わせが始まります。
音楽の印象が変わる部分や、お互いの合図となる音など、この壮大な曲に印をつけていくように、ポイントとなる部分を決めていきました。
小野田 有紗さん
次は小野田 有紗さんのショパン ピアノ協奏曲 第1番op.11から第1楽章。
小野田さんは、自分のイメージをしっかり伝えることに時間を使っていたのが印象的でした。自分がこうした表現をしたい、という意思が音楽からも、言葉からも伝わって来ました。
三井 柚乃さん
三人目は、三井柚乃さんのラフマニノフピアノ協奏曲 第2番op.18 から第1楽章。明日の3次予選、この曲を選んだコンテスタントが4人います。ラフマニノフ生誕150年のメモリアルイヤーであることも影響しているのでしょうか。
オケパートの楽器に触れながら、その楽器とどう合わせて行きたいか・・など、話合いながらイメージ合わせをされていました。
各出演者の表現の方向性を理解し、しっかりそれを支えようと真剣に耳を傾ける恩田佳奈先生。特に今回は、ラフマニノフを弾く2人の出演者それぞれに合わせた演奏が求められます。今日のリハーサルが明日の本番でどのように昇華されるのか、現地でしっかりレポートしたいと思います!
3次予選は明日8月1日(火)、J:COM浦安音楽ホール コンサートホール(新浦安駅)にて、13時30分開演(13時開場)です。チケットは当日券のみ会場で販売されます(一般1000円、学生・会員800円)。
3次予選の演奏順は下記ページからご確認ください。
ライブ配信URLはこちら↓です。
1日1票、好きなコンテスタントに投票できる、サポータ賞もお忘れなく!
https://compe.piano.or.jp/event/tokkyu/vote.html
(画像提供:ピティナ)