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苦しみは財産になる

誰だって苦しみたくありません。

ワタシもそれは同じです。

でも

人の痛みが解らない人には、何言っても解らない

と感じたエピソードを書こうかなあと思います。

ワタシの働く会社は、小さな会社です。

このコロナ渦で、人件費を削るべく。本来ならば何人か体制で動くものを、出勤は一日2人と決めたようでした。

それも、突然。

社員やバイトの子はその実態を誰一人知らされておらず。

出勤したら、突然社長から「今日は帰っていいから」と謝りもせず、理由も説明せず、つっけんどんに言い放ったといいます。

実際に、その子は通勤片道2時間かかるほど、離れた場所から毎日通ってくれている社員でした。

よりによって、そんな長距離、長時間かけて出勤してきた人に対して放つ言葉ではないと思うのです。

結局、その子は片道2時間かけて到着した会社も、滞在時間5分で帰宅しないといけなくなり、昼食の為に朝早くに作ったお弁当も、家で食べたといいます。

なんだか、それを聞いて、心の奥の何かが、もぞもぞと動き出しました。

せめて、理由を言うべきだし、ここまできてくれたんだから一言謝罪するべき。

前の記事にも書きましたが、本当にいい大人が、謝ることができない。そんな人が多すぎます。

結局、全員それを経験しました。

あまりにも酷いと感じたため、社員のひとりが物申すと。

「補助金が出て、給料は通常通りでるんだから、無駄口をたたくな」

とのことでした。

あまりにも、呆れた言い分に、もう皆ポカンと開いた口が閉じません。

問題なのは、、、

・お金で解決しようとしているところ
・謝らないところ
・自身は「引継ぎをしっかりしろ」という割には説明がないこと
・一番の問題は「感謝がないこと」

ワタシの会社の社長は、下積み時代などは全くなく。

親の会社を生まれながらに引き継いだ「ボンボン」なのです。

誰もが知っている常識を知らずに、中身空っぽのまま生きてきたんだなと思います。

恐らく、「上司に怒られる」「失敗をして謝らないといけない」。ましてや誰かの下で働いたことがないので、「毎朝早くに家を出て出勤をする」という経験がないのです。

いろんな面でもそうですし、言いたいことは山積みですが苦笑

身近にそんな人がいると、やっぱり反面教師として学ぶことがありますよね。

まずは、私たちが置かれている環境。

「辛い苦しい」と言いながらも毎日仕事に出る。でもこの毎日の行動と、自分たちが感じている「嫌なこと」は経験することで、人に優しくなれる材料だと思っています。

仕事だけではありません。

プライベートでも、嫌な経験をすればするほど、人には優しくなれると思っています。もちろん、自分から嫌な環境には別に飛び込む必要はないと思いますが

ある程度の経験と常識。そして、社員を抱えているならば、「感謝」がなければ、誰もついてはきません。

それでもって

「風通しの良い会社にしたい」

と、謡っている割には、やはり一番上のボスが経験不足、力不足ではどうしようもないと思うのです。

我慢しすぎることはよくないことであって

「もう耐えられない」と、身体が拒否反応おこす前に、そんな場所は立ち去るべきです。

でもワタシは、まだそこの会社でやりたいことがあり

目標を持っていることがあります。

そのためには、こんな小さい社長のもとで、まだまだ働かないといけません。

まだ長く働くつもりなら、ここまでくると「振り回されるなら、自分が得だと思って動いたほうがいい」

考えをこう変えました。

接客業の仕事ですが、社長は接客ができません。

「引継ぎをしろ!」と毎日のように怒鳴っていますが

ワタシたちが引継ぎをしない理由は。

「話がつうじない」からです。

痛いとか痛くないとか、苦労してるしてないの問題の前に「接客」ができないんです。

正直、そんな人に業務連絡したとしても。全く話になりません。

もし、ワタシが起業する機会にめぐり合ったときの為に。

この悔しさや苦しみは忘れずに。

ひとりひとりを大事にしていきたいと思いました。

起業しなくても、経験したことは全て自分の財産です。

自分の子供から孫まで、伝えることだってできます。

そんな「誰かを助けるための」教科書、マニュアルとして。

どんなに辛い出来事も、向き合っていきたいなと思います。

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