リーライ_幻視探偵ネタバレ感想
前提
再演の幻視探偵見てきました。
普段リーライの感想はしたためてなかったんですけどはちゃめちゃ癖だったんでしたためます。
ちなみに、私は、木村良平さんと神谷さん推しなのでそのような偏りのある感想になると思います。
ストーリー
主人公は人の感情の機微に疎い探偵。彼はとある事件をきっかけに自信喪失してしまう。
そんなくすぶってる最中昔から解き明かすのが夢だった昔の未解決事件「黒書館殺人事件」の調査依頼が舞い込んでくる。
尻込みする彼を鼓舞し相棒の助手と共に未解決事件に挑んでいく。
あらすじは上のような感じで進んでいく。
この探偵は、幻視と呼ばれる能力を持っておりその力で事件を解決する。
幻視能力とは、簡単にいうといろんな証拠とかを集めると探偵の頭が良すぎて超理解して映像が勝手に浮かんできて解決できるみたいな感じのもの。
観た回について
再演の浪川さんのぶくんの昼公演のみ。
つまり内容知らなかった。
友達がめっちゃこの話好きおすすめって言ってて過去公演は私は参加してなかったので参戦。
後でアーカイブで神谷さんの回も見た。
感想
グッズとか
再演に行くの初めてなんだけど、グッズちらっとは出るがそこまでえげつないことはなくお財布は安心感。アクスタは出てた!
あと、上演前のkiramune cmがなくてサラッと始まった。
ステージ周り
ミステリーでステージはあまり動かないけど、2階がモニタ兼事件現場の部屋となっていて、キャストがかなり動きながら実際に動きながら再現してくれるのすごく新しくてよかった。
割とセットがすごく動くのが多かった記憶なので、こんな風にキャストがめっちゃ動いてくれるのも舞台みたいですごいなと感動した。
あとプロローグ後、黒書館殺人事件の説明に入るタイミングで、オープニングになって、後ろの舞台が音楽とともにバッと開けて、過去の事件セットとメインキャラが登場するのめちゃくちゃかっこいい。そのままオープニングと共にキャラ紹介になっていくのも、映像作品みたいですごいかっこいい。
台本ころころ変わる演出もすごくおしゃれでよかった。
あと明治大正時代っぽい衣装がすっごくかわいい。私はこの時代がとても好きだ。
黒書館殺人事件
100年前に起きた虚霊の密室殺人事件を解決していく話。
登場人物
虚霊
殺害された人物。黒書館を作った当主。
心霊研究科。魔術に魅了されもはや自身で魔術があることを証明するために必死。間違っていなかった、ことを証明するためにペテンでも何でもいいの、完全に狂った爺でいい。
自身の命よりも、魔術の証明を優先する最後まで狂った男なのもめっちょよかった。そしてそれを全部利用されてしまうのも救いがなくていい。
雪
虚霊の娘。容疑者3名から愛されていた。
虚霊の死ぬ1年前に自殺。
宗一
医師。容疑者1
医師として、魔術なんて効かないことを痛感し絶望。さらには信じていた虚霊がただの狂った頭のおかしな爺であることを痛感。実の父のくせに医療でなく魔術を優先することに絶望。
さらには意味の分からん効く見込みもない秘薬を飲ませ続けてることに耐えかねて好きな女に話してしまう。そのせいで好きな女が死んだ、激重地獄で好き。
このキャラの中で賢いゆえに唯一虚霊のおかしさを真に肌で感じていた気がしていい。
正次
軍人。容疑者2
男気全開。男気と武力を利用されて、愛と天秤にかけさせられて人を殺し人間の肝を取り続ける。(死体は沼に沈める)
愛のために人を殺せる男。地獄で好き。
頭脳がない分魔術や秘薬を使うことに違和感はない、故に倫理観で苦悩させられる。最終的に実の妹にまで差し出せと言われて初めてそこまでできなくなり好きな女を捨て、逃亡。
結局実の妹もさらわれ好きな女も死んだ。妹を殺した平助(共に肝を取っていた過去の仲間)を殺す。
あまりに救いがない男。
三郎
作家。容疑者3
男らしくもなく、頭脳もない力なき男故に外の世界に一緒に逃げてくれる男。すごいいい。失敗して心折れて姿を消して好きな女も死なせる。優しくて力なき男の絶望がいい。
真相に近くはないがもっとも愛に生きていてよい。
清
書生。
実はこの事件の犯人。そして実は虚霊の死んだはずの息子。
虚霊により死んだことにされ、雪の異能を裏で手助けするために書生として生かされていた。自由もない牢獄で影の存在にされており最高。
仲良くしていた姉も死んでしまい、悲しみに暮れる。
魔術も超常も奇跡も一つもない人生に絶望をする。かわいい最高かわいそう。
狂った男の遺伝子をしっかり引き継いでるので、しっかり狂って、魔術を利用した殺害トリックで完全犯罪を起こして生き延びている。エモ。。。
霊魂の存在を証明できますよって言って殺した相手に密室作らせるの悪魔過ぎて草w好きww
控えめに全員地獄。因習村みたいな話でとてもいい。
各キャラの演技や細かい感想は下のほうに、、!
探偵と助手くん
物語冒頭で失敗する事件がかなりとトラウマになってる模様。ただストーリー上なぜそこまでトラウマになるのか腑に落ちない部分が多く大袈裟ではと感じていた。
また、ストーリー上、助手がカルト好きという発言はなかったはずなのに助手がカルト好きかのような描写が多く?と思っていることが多かった。
そんな中、事件解決後、突然依頼人の吉永拓斗が探偵に向かって言った、
「あなたって時々誰かと喋ってるように1人で話してますよね」
が、めちゃくちゃ震えた。
うっわ...そういうこと......
つまり、彼は先の事件で主人公のせいで亡くなっていたのだ。幽霊として相棒の助手を続けていた。だから事件中、幽霊が本当にいる可能性を捨てきれない推理をしてしまったし、助手は探偵以外と会話することがなかったのだ。
トラウマなのは失敗して肩を打たれたからではなく、失敗して助手を死なせてしまったからなのだ。
それは自信喪失するしトラウマになるの仕方ない。
幽霊の助手はそんな落ち込む探偵を鼓舞して元の生活に戻ってほしくて化けて出ていた。
これをのぶくんが演じてるのあまりにも可愛すぎて死んだ。
私にはずっと目の前で演技してた岡本信彦が見えてたので朗読劇で実はお化けでしたやられたのめちゃくちゃ良〜。
事件は論理で解決するのに超常を信じていない探偵自身には超常の出来事が起こってるオチの展開めちゃくちゃ綺麗ですごく良かった。
アーカイブ
観てる途中最初は3人の容疑者が一丸となって殺したんやろと思ってたけど全然違った。全員に動機あるのはめっちゃよかったし殺す可能性を秘めた人間性を垣間見れたのもよかった。そして4人目が出てくるのもまたいい。
アーカイブは背景全部知ってるのでだからこんな感じなのか、というのがわかって一層よい。演技差分も含めてめっちゃおもしろい。
つまりリーライはいいぞ。
探偵と助手のペアは個人的には浪川さん&のぶくんのでこぼこ探偵コンビのほうがかわいくて好きだったかな?
神谷さん&よっちんは大人って感じで安定感があり。
各キャラ演技感想
探偵
台本ころころ変わるのかわいい
マジでセリフ多くて大変そう
浪川さんの推理以外全部だめ感出ててめっちゃよかった
だめな探偵似合いすぎていた。
かわいい。そして衣装が探偵っぽくてよい。
神谷さんはまじめでスマート系の探偵だった
ソファで寝そべる神谷さんかわいい
ならば、私の助手として働き給え!の満面の笑顔かわいい
ちょいちょい噛んでたのかわいい
摂理って呼ぶ声が好き
証明だ!って閃いているところかわいい
落ち込んでるところかわいい
ささやき声でよっちんに耳打ちするところ良い
摂理が最後にわめいてるときに大切そうな顔するの相棒って感じでよかった
摂理
のぶくんはかわいい感じの相棒
めっちゃ助手似合うね??かわいいんよ。
よくわかんない~教えて教えてってわんこっぽさがいいです
よっちんは執事感ww
神谷さん探偵がしっかりしてる感じでてるからやwww
最近ヘルベチカが好きなのでキレイ目よっちん演技とても良きでした。去年のリーライはオタク科学者だったのと違いすぎてめっちゃじわる。
最後のシーンの聞き捨てならないっぞ☆がかわいかった
髪型がくるんとしてるのめちゃかわいい
透
保住くん吉永くん
ふたりともいい感じで物語を邪魔しないで進行している感じがよかった。初回なので吉永君の誰と話してるんですか?が震えすぎた。
書生
このキャラ好き。人を殺す男がまず好き。
ほりえるは、なんかくっそかわいいエッチな感じの書生だった
上村くんは不憫かわいいって感じする
ねぇさん。。!って呼んでたのがとてもよかった
書生の着物の下に白い服着てるのかわいい
どっちも爆萌
虚霊
どっちもすごい
古川登志夫は魔術に取りつかれた狂った老いぼれ感が強い
島田敏さんは魔術信仰のモラハラ頑固爺って感じ。
医師
代永君はさわやかな医者感がある
りょへさんはより一層腹に一物抱えてそうな医者だったw犯人やろって感じがぷんぷんした。(は)
医師として救えなかった命、良心の呵責に耐えられず苦悩する叫び声を浴びてよかった。
リアル演技ってすごい。めっちゃ好き。
あと後ろで髪結んでいる髪型かわいい。
ありがてぇ。再演前は正次だったのめっちゃ見たかった。
正次
好きな女のために人を殺し肝を取れる男好き。
まえぬ眼帯ありがとう。台本よめそ?声がとてもいい。やさしさや理性がありそうな軍人さんだった。あんなことするなんて。。(?)
まえぬがほりえるに相変わらず細っこいっていうのは
古川慎は初めて拝見したんですけど、めっちゃいい体付きで声も含めてめちゃくちゃ演技が強い軍人ぽさあった。そら人殺すわ。苦悩の演技もさいこーだった。
三郎
手のやけど全部包帯なの草
江口くん大丈夫?wwwwちょっと演技おもろいよwwwwww
やつれ演技なの????www暗いやつれてる江口君キャラ初めて見た。この三郎もいいねwwwww怪奇小説家っぽさがある。
人を殺しそうな三郎でよかった
大塚剛士は繊細な気弱な三郎って感じ。めっちゃよかった。これは力なき男なので駆け落ちするしかないのも、止められて心折れるのもめっちゃよかった。かわいい。
サスペンダーの衣装もかわいい
総括
ぶっちゃけリーライ舐めてた。ごめんなさい。
個人的に暗くて救いのない話が好きなので朗読劇のお話ってあまり刺さること少なかったので。
というのも、朗読劇の性質上語りが多い文、自分探し系だったり、大衆向けにやるのでいい話で終わることが多いのは当たり前なので。
ただ、朗読劇って声優さんの生の演技が見られるところが大大大好きだし、特にリーライはステージが動いて物語に引き込まれるところ(本当に楽しませようと作ってくれるところ)とか、キャスト入れ替えで同じストーリーでも異なる演技を見られるところとか、本当に大好きなんだけど。
単純なお話としてはという意味です。
だから、こんなぶち刺さる話が来ると思ってなかった。
当時の私は多分チケット当たらんかったし現地行けんならまぁライビュはええかと思ってしまったと思う。まじで見なかった自分いい加減にしてほしい。
観たあとわー最高だったありがとう世界〜と思いながらか帰宅した。
神谷さんの探偵の姿も見たかったのでそちらはアーカイブで観た。
しかも続編が観たいよ〜と言いながら帰った直後公式からの続編決定通知。
こんなにもすぐに実現するの最高。
過去の映像も円盤にするか配信で見せてくれたらほんと嬉しいです。。
私は、肝のために人を殺す木村良平の演技がどうしても浴びたいよ😭😭😭
他のリーライ公演もぶっちゃけ見たくても見れてないものめちゃくちゃあるんでアーカイブで期間限定でもいいから見れる機会が欲しい😭
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