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バンド開拓にハマっている話【前編】


すっかり秋の気候になって日々幸せを感じることが増えたこの頃。
今年の秋は、音楽の秋が私に訪れている。
具体的には、AppleMusicでバンド開拓をするという新しい趣味が今年の秋、増えた。
その中でも、私が特に大好きなバンドをいくつか紹介していこうと思う。

リーガルリリー

この記事を書くにあたって、このバンドを外すことは絶対に出来ない。
出会いはそれこそ、AppleMusicでおすすめを流していた時である。
最初は「魔女」という曲で出会い、「魔女」は始めの方は優しげな曲調だが、サビの力強い歌詞が魅力的である。私の心に刺さって忘れられなくなった。

それから、色々な曲を聴くようになったが、リーガルリリーの戦争とか世の中の不条理とかを描く歌詞がそれを単に悪いものと描くのではなく、その最中にいる人の気持ちを想像したものや、必要悪でもあるという考えが盛り込まれている。その中でも戦争や世の中が非常に悲しいものでもあるということが描かれており、その世界観が、私の心をグッと掴んで離さない。

中でも私は戦争を描く「ハナヒカリ」、「アルケミラ」、いじめを題材にしている「天使と悪魔」にはかなり考えさせられた。

私も戦争とかいじめとかは良くないことという認識はあって、でも、それが必要悪である場合もあるだろうし、もちろん人を傷つけることは絶対にあってはならないことであると同時に、傷つけてしまうような社会の構造とか、傷つけてしまう側の孤独や思いも無視はできないと考える。そして、世界を変えることは非常に難しい。私と考えが近い部分もあって、深く心に残っているのだと思う。


リーガルリリーは恋愛の曲もあって、本当に色々な方向から世界を見ているというのを感じてとても好きだ。


秘めごと

このバンドに出会ったのは運命だったのかもと思うことがある。
このバンドとの出会いは、Instagramの広告であった。秘めごとの広告を見かけた方はどれくらいいるのだろう。
恐らくだが、この記事を読んでいる人で秘めごとのこと知っている人は居ないのではないかと思うくらいまだまだ魅力が知られきっていない、伸びしろのあるバンドであると私個人は思う。(いい表現が見つからず、失礼な言い方になっているかもしれない、)
今回は、この記事で秘めごとの良さについて余すことなく語りたいと思う。

歌詞に集中して聴いていると、非常に歌詞の内容は、切なさを含んでいるものでも、それがすごく物語のように感じられる雰囲気で、まさに秘めごとのバンドの名前に相応しすぎるところが私は好きだ。特にそれが分かるのが、「花占い」なのではないかと考えている。
2年付き合って、付き合いたてのような雰囲気はなくて、それが悲しいけれども、でもやはり好きだという歌詞。私はそのような経験は無いし、今後することがあるか分からないけれど、感情移入せざるを得ない。

在り来りな言葉で纏めてしまうのは、はばかられるけれど、「エモい」ってこういうことを言うのかなと分からせてくれた曲である。
そしてInstagramの広告で初めて目にしたのもこの曲だった。だからこそ、私の中で思い入れの強い曲なのかなと思う。

後は、「狼と羊」も好きだ。特に言葉選びが好きな曲で、以下、好きな言葉の抜粋を載せておく。

僕を救った君
愛を握って 縫い付けて 着飾って 歩こう
理由の雨を降らせて
雨粒の数だけ問題がある
完璧じゃない それなのになんか嬉しい
君の側に僕はいるよ

秘めごと「狼と羊」

抜粋だから全然伝えきれている自信が無いけれど、本当に歌詞から2人の愛が伝わってくる。すごく素敵で本当に好きだ。1曲を通して聴くことで感じられるはずなので、是非聴いてみて頂きたい。

個人的にSNSの自己紹介欄に書かれている、見つけてくれてありがとう。に毎回見る度、ほっこりしてしまう自分がいる。すごく繋がりを大切にされているバンドなのだろうなと感じるところが温かいというか、遠い存在ではあるけれど、近くに感じるというか。本当に魅力がどんどん広がっていったらなと強く思っている。

35.7

このバンドと出会ったのは、そろそろ予想がつくかもしれないけれど、AppleMusicのおすすめだった。(何回目?笑)
私は35.7の中だと、圧倒的に「ふたり」が好きだ。
私の中での考察では、ふたりは恐らく不倫か浮気のような許されていない恋愛だと推測している。歌詞の中の、「隠れて手を繋ぐしかできない」や「甘い記憶は2人だけの瓶に詰めておこう」という言葉がそれを物語っているのでは無いだろうか。
私はその恋愛描写も切ないながら好きなのだが、それ以上に、

明日が世界最後の日だったら
君はどこに出かける?
明日が世界最後の日だったら
君は誰に会いに行くの?
明日が世界最後の日でも
君は普通に過ごすでしょう
ねえそうでしょう?

35.7「ふたり」

この、世界最後の日の歌詞がすごく心に響いた。
世界最後の日は生きているうちに経験する可能性が低そうであるが、明日私の命が亡くなるとしたらと考えると、そこまで深く考えずに生きているかもしれないと怖くなった。
毎日何となくで過ごしてしまっているこの日々も、いつかは終わる。毎日死に近づいていっていることは間違いなくて、その、当たり前なことに気づかせてもらった曲だ。
この曲が好きすぎて、彼氏と世界最後の日どうやって過ごすのがいいのかを一緒に考えたことも私の中の思い出だ。

「ふたり」以外だと、「祝日天国」という曲も好きだ。恋人と別れたことで手持ち無沙汰になってしまった祝日、そして、その元恋人に空いた時間で思いを馳せる様子を描いた曲である。
別れている恋人の幸せを願っているという部分が私が好きになった理由である。

僕の好きな君が幸せな夢を
見られますように
僕の好きな君が幸せになれますように

僕の好きな君は
今でも僕を思い出しますか?
僕の好きな君は
一人でちゃんと起きれていますか?

35.7「祝日天国」


別れるということはそれなりの理由があって、きっと辛い思いもしているはずだし、別れるほどの何かがあったから、その恋愛が終わったと考えると、幸せを願えるということはそれほどの大恋愛だったのだろうと想像できる部分を残しているところが好きだ。是非聴いてみて欲しい。


最後に

やはり、好きなバンドについて書き足りないため、前編と後編に分けようと思う。まだまだ紹介したいバンドがたくさんある。
もしおすすめのバンドがあったら是非教えてください。
私が書いたバンドの魅力が、読んだ方に伝わりますように。

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