ボルシア・ドルトムント試合観戦記「本物のサッカー文化」vol.24
今日はドルトムントの試合観戦記。
僕は今回、11月1日に行われた、DFBポカール2回戦ドルトムントvsホッフェンハイムの試合を観戦してきました。
ドルトムントといえば平均観客動員数が世界最多。
元日本代表の香川真司選手も所属したサッカーファンなら全ての人が知っている超ビッグクラブです。
今回は運よくカップ戦ということもありチケットを入手することができました。
結果は1-0でドルトムントの勝利。
最高の雰囲気で今でもあの衝撃は忘れません。
そして今日のテーマは「本物のサッカー文化」
僕が今回の試合観戦を通して一番感じたことです。
まずその話の前に、
プレーや試合内容の話をすると、もちろん感じることはたくさんありました。
ドイツ特有のフィジカルが強く縦に速いサッカー。
技術レベルもとても高かったです。
ですが正直、その点に関してはチームによって全然違うと思っています。
そのようなチームが多い傾向にあるだけで、ドイツにも守備重視のチームやポゼッションを大切にするチームもいます。
止める蹴るの技術だけで言ったら日本のチームでも通用するのではないかと思いました。
日本代表がドイツ代表に勝ったように、
プレーや試合内容に関しては、正直日本との差は分かりません。
比較することすら間違っていると言った感じです。
ですが決定的に差を感じたことがあります。
それが本物のサッカー文化です。
とても抽象度が高いので、少し補足すると、
試合の日にはスタジアムに来て、グッズや食べ物を買いながら、自分も試合に参加してチームを本気で応援する人の数。
この数が日本とは比べ物にならないほど多く、大きな差を感じました。
いいプレーには全員で拍手をする。
不利なジャッジには全員でブーイングをする。
入場前は全員でタオルを持って大合唱する。
子供も、女性も、お年寄りの方も、
選手が米粒にしか見えない最上階の観客も、
全員が試合に参加して、チームを応援します。
もちろんこれは自己主張の強い海外特有の国民性も関係していると思います。
この点で僕はプレーや試合内容以上に大きな差を感じました。
もちろん日本にも良さがあり、上も下もないという考え方もできますが、
僕は圧倒的に日本が劣っていると感じました。
ビジネス的な視点で見ても、
これだけ多くの人が毎試合スタジアムにくれば、お金が回るのも明瞭です。
利益が出れば、投資ができる。
その結果チームやリーグの価値が上がり、さらにお金が回って利益が出る。
本物のサッカー文化
日本とドイツの一番の差は、フィジカルや技術ではなく、サッカー文化でした。
試合観戦記は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Danke schön!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?