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「 介護の楽しさは何ですか?」介護歴12年の介護福祉士が介護の魅力についてお話しします

誰かの支えになれた時がやりがい

介護の仕事を12年続けて、ここまで関われている人も少ないかもしれません。

私自身、介護士の仕事は熱意があって始めたわけではなかったです。

介護士の仕事をやってく中で、自分のしたいこととやりがいが一致したと思ったのが、きっかけになります。

その内容について、記事にしましたので、
・介護士になりたい人の参考
・介護はどんな仕事か興味ある

人にとって、参考になれる内容なので、よかったらご覧なってください。

元々、介護のきっかけは興味本位だった

私が小学校の時、ナースの仕事というドラマをよく見てました。

「誰かを助けて、ありがとうと言われるようなことをしたいな」
と思うようになってました。

とはいえ、私は
・刃物を持つと手をよく切ってしまうこと
・血を見ると貧血になっていまう事がある

経験があるため、医者、看護士は無理だろうなと諦めてました。

中学、高校を経て、したいことが分からないまま
「きっと大学に行けばわかるだろう」
と思って、大学に入学しました。

ですが、自分のやりたいことを見出せず、大学を行っている意味がわかりませんでした。

母親がホームヘルパーの仕事していることを聞き、
「どんな仕事かな?」
と興味を持ち、ネットなどで調べて、やってみたいことかもしれないと思い、大学を卒業し、介護士へ就職しました。

介護士は自分にとって苦手だらけの仕事だった

はっきり言って介護の仕事は向いていない人だったです。

というのは、
・介護の世界でも血を見る場面はある
・グループホームは調理をしないといけないのだが、調理未経験
・介護未経験
・仕事が全体的に不器用

なので、何をしても迷い、どう対応したらいいか分からなすぎて、先輩によく迷惑かけていた駄目新人の一角でした。

「なんでこの仕事したのだろうか」
と仕事のやりがいは何か見失いかけてました。

看取りを経験して、介護に向き合った

担当入居者様が癌になってしまい、施設で看取りをすることになりました。

担当入居者様は
・私をよくお尻を叩き、走って逃げていた
・親父ギャグをよく言う

場を賑わせてくれるいいおじいちゃんが
・食事が食べれない
・息を吸うだけでもしんどい

状態になりました。

看取りをするなんて当時信じられなかったです。

先輩、医師と話していく中でケアを行ってました。

目の前で、亡くなる現場に立ち会い、
・親族がいない人で、兄の息子様とのつながりでしかなく、
結局、この人にとってどういう最後を迎えたかったのか
・ここでの暮らしが精一杯やれていたのか
・満足と言えることはできていたのか
と考え、悔しさと亡くなった現実を見て、涙を流しました。

翌日、上司に看取りを経験してどう思ったのかアンケート出されました。

私がパッと思いついたのは
「担当入居者様みたいに明るく振る舞いたい」
「施設で入居してよかったと言われるような環境にしたい」

と真剣に介護士のあり方を意識しました。

介護は人の支えになれると楽しい仕事

長年介護士施設を経験し、スタッフ1人に対して入居者様3人の配置のため、一人一人と向き合って丁寧に介護することの難しさは痛感します。

入居者様は
「誰かにお世話になりたくて介護が必要な状態になっていない」
「今よりも生活を豊かにしたい」

家族様は
「介護を仕方なくやっている」
と思っている方も少なくないです。

入居者様と家族様を相手にして、介護の難しさはありますが、だからこそ
・家族様と一緒に入居者様のためにできることをする
・入居者様が介護施設で快適に過ごすための工夫をスタッフ同士でする

事が重要と感じ、そういうことができると入居者様、家族様、スタッフも楽しいです。

介護はマイナスなイメージは濃いかもしれませんが、
「介護は悪くない」
と感じさせるような事ができると私は嬉しく、楽しいと思っています。

介護していく中で
「ありがとう」
「あなたがいてよかった」

と感謝の言葉があるとやりがいです。

人の支えになれるとやりがいのある仕事の一つと私は考えています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

介護することの難しさはありますが、人の支えになれたらとてもやりがいがあります。

これからも介護にまつわる話題を記事にしますので、よかったらご覧なってください。



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