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ユニットケア10年経験した介護士がユニット調理のメリット3選紹介します

ユニット調理は職員のアイデアで工夫できます

ユニットケアを実践されているところは
・グループホーム
・特養

が多いと思います。

以前の記事でもグループホームとユニット型特養の良さを書きましたが、
「ユニット調理は介護士が調理するからめんどくさい」
「個別に合わした調理ができることと言っても業務を増やしているだけではないか」

と言った意見もあるかもしれません。

※見てない方は下記を見てください

私が新人介護士だった時、調理すると聞いて
「調理できないし、無理かもしれない」
「ユニット調理の重要性はいまいちわからない」

と考え込んだ時がありました。

とある出来事を経験してから
「ユニット調理ってこういう事ができるからいいんだ!」
と考え直し、逆に強みを活かす方法を頑張っていきました。

実際に見て、体験した内容を含めた内容になりますので、是非見てください。

利用者が主役になれる

ユニットケアではフロアにキッチンがあります。

理由は
・利用者が参加しやすくしてる
・利用者を見守りながら調理できる環境にしている
・調理する時の匂いや包丁で切ったりしてる時、利用者が懐かしさや雰囲気を楽しんでもらうため
です。

なので、
・食事を作り
・食事の盛り付け
・食器洗い

などは利用者さんに手伝ってもらい、残存機能の維持と認知機能を目的でやってます。

①ぬか漬けや漬物ができる利用者さんがいたら一緒にやって作れる
②料理が得意な人がいたら教えてもらいながら調理ができる
③利用者との交流を深めるきっかけになる

といったことができ、施設でいながら家庭的な雰囲気で過ごせる事が大きな特徴です。

食べれなくなった時、好きな食べ物を用意できる

ある日、利用者さんが食事が進まずみるみる元気がなくなり、居室に過ごす事が増えました。

何を食べてみたのか聞くと
「トマトを食べたい」
と言ってました。

そう言った発言があり、職員がトマトを一口分ぐらいに切って出すと今まで食べてなかったのに、トマトは完食しました。

それから毎食出すようになり、トマト以外の食べ物も食べるようになって元気になりました。

元々、その利用者さんは
「トマトが大好き!」
と日頃言ってるくらい好きでした。

こういった利用者さんの発言に対し、メニューを変えることは他の施設ではなかなか難しい事です。

ユニットケアだからこそできたことではないでしょうか。

職員が料理できるとイベントの幅が広がる

職員が料理ができると
・行事に合わした料理を用意できる
・一味違った料理ができる
・オリジナル性のあるおやつを用意できる
と言ったメリットです。

例えば
①クリスマスメニューを作る事ができる
②外国人の職員さんの母国料理を作ってもらえる
③バレンタインでおやつにチョコフォンデュを用意できる
といったことができます。

料理が得意な人がいたらそれだけユニットが楽しめる幅が増え、施設でいることが多い利用者にとっては食事は生きがいのひとつと言ってもいいです。

普段の食事から離れた料理を出したり、職員のアイデアが通り、食事を調整できることはユニットケアの強みかもしれません。

まとめ

現状コロナ禍であり、どこまで認められているかは施設によるかもしれません。

施設によっては現状、調理師を配置してるところもあります。

ユニット調理は職員が自由にできるのはユニットの良さを出すことができる手段の一つと言ってもいいです。

嚥下困難な人の調理方法はやはり調理師さんに敵う事は難しいので、唯一の弱点かもしれません。

介護にまつわる事を記事にしますので、これからもご覧なってくれると嬉しいです。


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