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訪問介護(身体介護)の一つ買い物同行について介護施設12年の介護福祉士が語ります

買い物同行はお互いにとって気分転換である

訪問介護には
・身体介護
・生活援助
・自費サービス

の3つで仕事をしています。

基本は介護保険を使った身体介護と生活援助がメインです。

その中の身体介護の買い物同行についてお話しします。

この内容を見ることで買い物同行はこういうものなのか知れるきっかけになれたらと思い、記事にしました。

よかったらご覧なってください。

買い物同行とは何か

買い物同行はヘルパーとお客様でコンビニやスーパーに買いに行くことです。

「なんでも買っていい」
「どこでも寄ってもいい」

という訳じゃなく、介護保険を使ったサービスなので、どこまでできるかは決まっています。

介護保険は年々更新され、どこまでが大丈夫かは変わってきますので、注意は必要です。

・買うものは生活必需品になるものに該当するか(酒、タバコの嗜好品は×)
・近い買い物先であるか

でできるかできないかで多くは決まります。

介護保険上、介護予防の目的でもあるので、
・自身でできることはやっていただくこと
・介護保険を使った本人の買い物であること

があり、どこまででき、どれくらい時間とれるかはケアマネに相談は必要です。

決まり事のある買い物という認識することが重要と思います。

施設だと買い物自体禁止してるところもある

施設で働いて思うことはコロナウイルスが出てきて、外出する機会は現状めっきり減りました。

コロナウイルスに罹ると死亡してしまう危険性や施設内のクラスターを防ぎたい動きがあるからです。

現状、仕方のないことですが、買い物のみならず、レクで歌系は禁止したりなど施設にいて刺激が少なくなってきています。

買い物代行といったヘルパーに買いに行くということもできるのですが、
・外へ行く事が少なくなることで筋力低下してしまう可能性がある
・認知がすすんでいってしまう

こともあるかもしれません。

コロナ禍でも買い物同行が必要になる理由を考えながらやっていくと買い物同行は楽しくできます。

外に行くことは気分転換になる

家にずっといる生活は刺激が少なく、地域との関わりや知人と話す機会がなくなります。

外に出るという行為がもしかしたら買い物同行の時だけなんてこともあるかもしれません。

なので、外に行って買い物行くことは気分転換になります。

ヘルパーにとっても
・一緒に商品を選び、ご本人様の好みを知ることができる
・何気ない会話しながら買い物できる

といった仕事の感覚じゃない体験ができることは楽しいかもしれません。

個人宅から買い物先までの障害に気をつけること

どこのお宅もバリアフリーにできていることはないです。

なので、
・スロープを使った階段昇降
・小さな段差につまづかないように気をつける
・歩道をしっかり通っていく

など気をつける場面は所々あります。

時に段差が高く、力やテクニックが必要になることもあります。

実際、介護経験がある方が比較的困ることは少ないかもしれません。

買い物代行より買い物同行の方が買い物は安心である

買い物代行だとお客様がそばにいないので、買いたいものがない時がとても困ります。

なので、買いたいものがない時の代わりのものをしっかり相談しないといけません。

買い物同行だとお客様と相談しながら買う事ができるので、ミスは少ないです。

買い物の準備、出納帳の記載などの時間を考え、買い物をすること

大体は1時間を買い物同行に使う事が多いですが、案外時間がシビアになるかもしれません。

[買い物同行のイメージ]
・買い物の準備に10分
・買い物先まで5分なら合わせて10分
・買い物をする時間が25分
・買い物道具や買ったものの収納5分
・出納帳の記載5分
・記録の記入5分
といった感じで一からやると意外と1時間は使います。

なので、どこかで時間多く使うと後々余裕がなくなるので、スムーズに行えるように心がけることは必須かもしれません。

まとめ

色々書きましたが、買い物同行は大変さはあるかもしれませんが、その分楽しいです。

介護施設だとしたくてもなかなかできない事があることになってるので、訪問介護ではやれてしまうことがメリットかもしれません。

これからも記事を更新するので、よかったらご覧なってください。


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