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介護技術以上に声掛けの仕方が基本である

何をするにも声掛けから介助は始まります。

声かけの仕方は基本なのに介護技術を学べることがあっても学べる機会がありません。

新人時代は先輩のやっている事を真似ることが正しいやり方かと思い、それ以上のことを考えていませんでした。

・うまくトイレ誘導などの声掛けがうまくできなかった
・入居者さんの気分が落ち込んでしまってどう声変えたらいいのか
・聞きたいことがあるのに入居者さんの話がとまらない
などの場面にあったりします。

認知症であってもなくても入居者さんの気分や体調が毎日同じとも限らないので、当然のことです。

認知症であるとより気をつけないといけない場面があり、良かれと思ったことが空回りすることもあります。

いい声掛けができたら入居者とスタッフ共に気持ちよく介護ができ、介護が楽しいと思える瞬間が増え、やりがいに繋がるかもしれません。

認知症対応型施設に12年勤め、声掛けのコツを学びました。

良かったらご覧なってください。

好まれる言動、振る舞いを心がける

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第一は信用を築くために好まれる言動や振る舞いに注意しましょう。

入居者さんはよくスタッフのことを見ており、日頃の関わりが重要です。

日頃の関わりがよくなければ悪いイメージを持ち、
「この人は嫌だ!」
と思い、介助されることを拒否するかもしれません。

好まれる言動、振る舞いはどう言ったことかというと
・忙しそうに駆け足で走らない
・表情がにこやかで話す
・「洋服がお似合いですね!」など褒める

などが基本だったりします。

褒めることが重要と私は思っており、いいところを見つけたら伝えると誰だって喜び、印象が良くなります。

例えば洋服がおしゃれな服を着ている人がいたら服にこだわりを持ってるはずなので、「おしゃれでお似合いの洋服ですね!どこで買ったのですか?」
などにつなげたら色々喋ったり、意外な発見があったりします。

囲碁とかの趣味などあればそれに合わしたアクションすることに心がけるといいので、好みを知ってみることをお薦めします。

気分を上げるような声かけを心がける

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義務感で全てやることよりは
「トイレ行ったらおやつにしましょう」
「今日のおやつは〇〇さんの好きなおやつですよ!」
「今日は晴天で気持ちがいい朝ですよ!」

と言った一言プラスした気分がよくなるような声掛けを心がけるとプラスに働くことが多いです。

ご本人様の好みの食事を提供する

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声掛けでどうにもならない時は好みの食事を用意してみると良かったりします。

気分転換につながり、頼み事を聞いてくれるかも知れません。

何の食事が好きかどうかをリサーチしてみることもおすすめします。

また習慣にされる食事も調べてもいいです。

例えば毎朝お茶を飲みたいのであれば
「〇〇さんのためにお茶用意しましたよ!」
と持ってくると喜ぶこと間違いありません。

そのことがきっかけで一日機嫌よく過ごすきっかけになるかもしれないので、小さな気配りできるとより良いので、ぜひ試して下さい。

一旦距離をとってみる

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認知症の拒否がある人に対して、色々声掛けしたけど上手くいかない時は一旦距離をとることも大事です。

無理にすすめることで介助に抵抗することや不機嫌になり、クレームや手に負えなくなるきっかけになるかもしれません。

・日頃の傾向を考え、タイミングに合わせる
・一旦落ち着いてダメな理由は何か考える
ことが大事なので、距離をとることも時に必要です。

一人で難しいならば他の人の手を貸してもらえるようにしてもいいかもしれません。

まとめ

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入居者さんの好きなことと嫌なことを両方分かるようになると
「どこまでしてもいいのか」
と言う部分に答えは導きやすいです。

うまくいかなければどうしたらよかったのか他の人の意見など聞いてみると成功などを聞けてハッとする時があります。

人を相手にする仕事であり、難しいこともあるかもしれませんが、いいサービスできた時の喜びはやりがいを感じるきっかけになること間違いありません。

このブログを見て参考になれたら嬉しいです。

よかったらこれからもご覧なって下さい。

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