認知症であっても変わらないこと
認知症は皆さんにとってどういう認識ですか?
多分、忘れっぽいことが増えていくイメージかと思います。
私もそういうイメージで入社してました。
詳しくはリンクを貼り付けますのでよかったら参考にしてください。
認知症には9つあります。
主にアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症これらはよく聞かれると思います。
それぞれには症状の特徴があります。
と言われてもイメージってなかなか難しいですよね。
簡単に言えば個人さはでてくるもののボケや忘れっぽい、できないことが増えていきます。
認知症ならでは症状もあります。
ただ変わらないことがあります。
忘れっぽいと言っても料理、お裁縫、あやとりなど昔やっていたことをできる人はいます。
認知症であってもその人がもった性格、個性は色濃く残ります。
なんで料理など覚えているかというと本人にとって好きだったから。
医学で言われてる訳ではないですが自分にとって大切なことを残したいものは残していると勝手に私は推測します。
そう思ったのはこういう出来事があったからです。
料理をお願いした時に野菜を綺麗に切ってるのを見て
「お上手ですね」
と言った時に言われたことは
「昔子供達のために沢山作ったからね。」
と笑顔で答えてました。
昔のことを家族に聞くと7人の子供を養っていたと経歴がありました。
これは忘れられないし、誇りに思ってる部分だからでは思いました。
それ以上にびっくりしたのは次の言葉でした。
「料理する時は言って。手伝うから。子供見てるみたいでほっとけなくなるから。」
と言われました。
普段、テレビを見ていてのんびりしているおばあちゃんなのですがそういうことを言ってくるなんて思わなかったです。
私にとって大きな間違いにその時気がつきました。
「認知症だからと言って何でも手伝ってはいけない 。むしろやりがいを見つけるべきではないか。」
と考えました。
それからは料理がこの人の仕事だと思って、お願いしてました。
料理している姿はとてもいきいきしていて
「次はないのか? 」
と言うくらい輝いてました。
そういうの見ていたら嬉しくなりませんか?
認知症であっても得意なことを考えることも介護士の使命ではないかと思います。
介護士と介護者がお互いに必要と思える環境であるといいですね。
よかったら参考にしてもらえると嬉しいです。
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