【リモートワーク】初心者向け:在宅勤務の環境構築(自宅・機材編)

 前回の記事

に引続き、今日は機材編。
 といっても基本的には会社で使っていたものと同じものを揃えるだけ。
 +ちょっと便利にする機材なんかも紹介しちゃいたいと思います。

 椅子・PCデスク・モニタ、これが三種の神器です。
 で、大体は自宅にいいものが揃っていないもの。家にデスクトップPC持っていればモニタはあるケースが多いですが、若い世代にとってはスマホで大体事足りているので、基本的にはノートPC1台だけ、とかでしょうから持ってないケースの方が多いでしょう。

モニタ

 これが一番選びにくい、というか規格で悩むと思います。
 今やExcelやシステムを複数画面立ち上げて利用することが当たり前になってきた中で、PCの画面1枚で作業するには少々勝手が悪いです。
 alt+Tabキー、Windowsキー+矢印キーで切替や等間隔配置などが出来ますが、それでも画面の限界はあります。
 大体オフィスでは会社が用意してくれてるから、規格なんて知らない人の方がほとんど。
 昔からモニタ界隈でずっとシェアを維持してるEIZOさんが分かりやすいページを作っていたので紹介します。

 最近のノートPCだと大体HDMI端子に対応していますが、会社の端末は得てして古いケースがあったりでHDMI端子対応していない場合があります。
 なので、規格には十分注意しましょう。
 なお、ここ10年近く、テレビも大体HDMI端子が付いてきているので、モニタ買うにはちょっと・・・という人はテレビの背面端子部分を確認しましょう。流用できます。
 昔に比べてモニタはかなり安くなりましたが、24インチぐらいが普通の部屋では一番使いやすいです。大体相場的には10,000~15,000円程度。
 PCの映像端子と買おうとしているモニタの規格が合わない、HDMI端子もあるけど、モニタ2枚欲しい、というときにはUSB変換器を買うといいです、大体1,000~1,500円程度。
 あと、WindowsPCなら大体上記で事足りるんですが、Microsoft SurfaceやMac bookユーザーの方はmini HDMIから変換する機器が必要だったりするので、なおさら注意してください。

 VGA(ケーブルの両端が青色のもの)は最大解像度も低いので、例えば文字が見やすかった、画面が十分に広かったはずのアイコンが急に大きく表示され、それ以上細かくできない、といったことがあります。
 現在においてVGAを使うことはあまりメリットがないので、ケチるほどでもないので基本的にはHDMIで接続するようにしましょう。

 また、線をつなぐのがいちいち邪魔くさい!という人には7000円近くしますがこんなものもあります。実際有線だと場所も制限されますし。

 Microsoftが出しているMiracastという映像伝送技術を使ったもの。
 Miracastの規格自体はGoogleが出しているChromeCastといったAndroidを主軸とするシェアリングデバイスで使われています。
 自分はHDMIの伝送信号をWiFiに乗せて、PCにHDMI端子が無くても距離がどれだけ離れていてもWiFiが入る場所ならば映像伝送が使えるようにしたことがありますが、当時この製品は存在しませんでしたし、必要な機材をそろえるのに最低でも15000円ぐらいしましたし、今ならこれがシンプルかつ場所を取らず一番楽なものになります。

 さて、モニタはここら辺にしておいてPCデスクに移ります。

PCデスク

 ここは予算と相談になるケースがほとんどです。
 高さは膝上+30cm程度ぐらいがいいでしょう、高すぎず低すぎず。
 足を組み替えたり、ちょっと膝を動かすときに、ひざをぶつけるような低さの机ははっきりいって使いづらいです。
 さて、在宅勤務において、家族と言えども社外の人間。昔の紙世代の人にとっては意識していない人がいるかもしれませんが、基本的に社外秘は社外秘ですから簡単に見える状況は基本的にNGです。 
 ましてや、夫婦でライバル企業、なんてこともなくもありません。
 最終的に個人の意識以上のことは言えません(電車内でPCカタカタやったり、会社のメールにスマホから返してたりする人見かけますが、よくやるなぁと思ってます)が、情報漏洩に繋がって困る企業の方が多いので気を付けましょう。
 で、そんなときにあるといいのはL字デスク
 モニタとPCとを置く場合、横長テーブルを壁から垂直方向に置いたりすると部屋の中での行き来がしづらくなります。かといって、水平方向だと見えやすい。
 L字デスクだと、場所は横長長方形から幅広長方形のスペース取りになるのと、作業場所への入室に気づく角度での配置も出来ます。
 あと地味にうれしいのが光の入り方
 壁際に寄せて机を置くと、部屋の照明は大体背中からあたるので、Web会議の時など自分の顔が非常に暗く映り、健康的には見えません。
 配置場所次第ですが、L字だと部屋中央に向けて配置しやすくなるので、比較的光が前からあたりやすくなります。
 こだわるとゲーミングデスク、なんてものもありますが高価です。

エルゴノミクスという存在

 エルゴノミクス(人間工学)という分野があり、人体の特徴、例えば普通のデスク、PCモニタの配置で座っている時、人は猫背になりがちで、腰は後ろに、肩は前に、首も下を向いて脊椎に負担が何時間もかかり続ける為に頭痛を招く、眠さを誘う、肩こりが悪化する、腰痛になる、などから健康に悪影響を及ぼす為、それを防ぐ、または和らげる研究もされています。
 それらを解消するために、例えば肩幅を開いて打てるようなキーボード、腰への負担を減らす特殊形状椅子、といったようにそれのデスク版もあります。
 サンワサプライで特集されてたりするのでよかったらどうぞ

まとめ

 ネット、機材ときたので、次回は少し仕事に戻って、リモートワークに当たってのツールあたりを書いてみましょうかね。
 就労環境ってとても大事です。某4コマでも紹介されてたりしますが、実際パイプ椅子だったり、エアコンもなくて足の冷えるプレハブ部屋で仕事してたら回る頭も回りません。(工場勤めの時若干そんな環境でした)
 さすがに自宅がそんなんだったら泣きますけど、ここがオフィスだったらいいのに・・・!って思うぐらいに家に就労環境を整えられれば働きやすいですし、このリモートワークで従業員の作業効率が下がる、働きにくい状況で働いて健康に害を及ぼす、って考えると、企業人事や経営者の方にはオフィスの利用率を下げ、リモートワークの利用率を上げる、固定費を下げる代わりに各自の就労環境を各自で改善させる、その為にも単発の機材購入にはぜひ支援制度を作ってあげて欲しいものです



 

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