僕のことを嫌いになってもルブタンのことは嫌いにならないでください
事の発端は、この記事だった。
Wantedlyの記事で僕がハイヒールを履いて語る記事だった。
大目的は採用だ。いいかい、大目的は採用であり、インサイドセールスの啓蒙である。
実は、この記事は色んな所に波及した。
タイミングもあり、本当に思いの外バズった。わかりやすく、時代のニーズを掴み、あっという間に世の中に広がった。
さらに、ハフポストに取材を受けて、その記事が一気に広がった。
結果的にNewspicks、Yahoo!News、LINE NEWSでも流れた。純粋に気分が良かった。
全国デビューした感じがあった。こんまりさんより、大阪なおみ選手よりも上に僕が出るとかもはや世界まで出たんじゃないかと思わせた。
・・・
ただ、現実は良いことばかりではなかった。ハフポストさんの記事が出たのは朝。そう、本当に気分の良い朝だった。
それが数時間後ほんの少し違った形で波及しだす…
SNSの怖さ
お昼すぎYahoo!Newsのコメント欄が荒れていたのである。ちょうど役員と採用の話をしていたときに、「お前これ見た?」と教えてもらって、気絶するかと思った。
200件を超えるコメント欄には賛同や称賛の声と同時に非難中傷の嵐がそこに広がっていた。
思ったよりも凹んだ。事実を見たあとに、アポと面接が入っていたが、若干何を話したか覚えてないくらい気が動転した笑
ネットで有名になれば、そりゃ叩かれますよ!みんなはそう言う。しかし当人にしてみたら、意外と凹むものである。
・・・
ひとしきり凹んだが…
このままじゃ終われないと謎の不屈の精神が燃え始めた。
なんなら、逆にちゃんと見てみようと。だから僕はしっかりと誹謗中傷に目を向けるようにした。
今回集まった批判を大きく3つのカテゴリーに分けてみた。
カテゴリー①:ルブタン関連
カテゴリー②:西島のアピアランス
カテゴリー③:明後日の方向
もう少し解像度をあげて見ていきたい。
カテゴリー①:ルブタン関連
今回の記事でルブタンについては本当に一言しか話していない…
が、まさかのこの展開。
でもルブタンは何も悪くないし、個人的には今も好きなブランドだ。
使うシーンは選ぶことはわかるが、これはルブタンだけの問題ではない。
そして、何より僕は決してルブタンの話を今回したかったわけではない笑
ファッションはバランスであるという主張はすごく腹落ちはしたが、とにもかくにもルブタンは軽々しく言葉にしちゃいけないくらいブランド力があることはわかった。
ちなみにこのことはカテゴリー②で如実に出る。
カテゴリー②:西島のアピアランス
写真はこだわるべきだった。そして、読者はよく見ているなと思った。
※上記の写真は僕ではない笑
ルブタンに見合う男というのは、髪はちゃんとまとまり、スマートで、着てる服はパリッとしてて、鏡をちゃんと見る男とのこと。
ルブタンのブランド>西島のアピアランス
という構図が圧倒的だったということだ。
少しだけ言い訳をさせてほしい。
どうしても天パだと髪がまとまらない日がある。許してほしい。
ほかはこれからの課題として、努力をしていこうと思う。
10キロ痩せたらかっこいいという発言は、これは知り合いなんじゃないかなと思うくらいの発言だった。というのが僕は2年かけて10キロ体重が増えたからだったからだ。
ここまでズバッと言われるとこちらも努力しようと思う。
次、世界に出るときはもう少しマシな格好で出ることをここに誓う。
カテゴリー③:明後日の方向
これは正直、びっくりしたし、本当に笑えた。
まぁなんにしても批判は受けるんだなとこのカテゴリーを見ながら感じたものだ。
ルブタンはまぁ金額にもよるが、一応、そこそこの収入は得ている。プレゼントするくらいはできる…むしろ僕はプレゼントしたことがある。
きっとこの人は僕のことをちゃんとわかっていない笑
大前提、男はみなカッコつけたがりだ笑 そして、30過ぎて自分を見失っている時間はない。
そして何より…アーバンな20代女性に囲まれる職場ではない!!!!
アーバンな20代女性を調べるとこんな画像が出てくる。
ベルフェイスの平均年齢は約34歳。もう一度言う約34歳。
所在地はアーバンかもしれないが、20代女性に囲まれてはいない。
僕と一緒に働く小正こそ29歳だが、ギリだ。2人で人事広報をやってきたので、囲まれることはまずない。むしろ囲むことさえもできない。向き合うか同じ方向見るかしかできない。
なんなら、僕だってアーバンな20代女性に囲まれたい。もう少しデレデレできるかもだし、多分、もう少し身だしなみにも気を使うかもしれない笑
話がずれたが、こういうイメージの人はぜひ一度遊びに来てほしい。僕は少なくともアーバンな20代女性に囲まれていないことがすぐわかるはずだ。
これはハイヒールというものをちゃんと認識できていなかったことかもしれない。これは反省。
ただ…チョット待ってくれ笑
後半部分はもはや想像の域に達している笑
そこまで強気に「勝手にそんな靴履いてきたお前が悪い、俺は頼んだ覚えはない」なんて歴代彼女にも言ったことがない。
どんなひどい男だ笑
そして何より僕は会計はきっちり割り勘をしない。
女性との食事や後輩との食事はなるべく自分が出すようにしている。
これは両親の教育や大学の寮の教育が強く自分に根付いているからだ。
女性は服装や化粧にものすごくお金とパワーをかけるのだからデートはその感謝として出してあげなさいと育てられた。
大学の寮もそうだった。基本的には上の先輩が言うことは絶対だった。
でも、その分先輩はめちゃめちゃ面倒を見てくれたし、食事に行ったら、絶対先輩が出してくれた。だからこそ僕はそこは気を使っている。
終いには…こんなコメントも…
実は、僕はWantedlyの記事でヒールはルイ14世が~との講釈をたれている笑
情報収集は一応した。
ちょっとキリが無いのでこのへんで…
寛容という名の不寛容
今回、僕はネットで叩かれて少しながら気づいたことが一つある。
世の中には何かにつけて批判をする人が極稀にいるということだ。
もともとこの記事が伝えたいことはルブタンを称賛することでも僕のアピアランスの良し悪しでもない。
でもわかりやすく叩かれたし、軽く炎上した。
でも安心してほしい。
僕はデータ上、『国内上位10%の男』である。
何が?
そう、精神的、身体的なストレス耐性は非常に高い。
基本的に寝たら忘れるタイプである。
でもありがたいことに本当に沢山の人から連絡がきた。
高校時代の友人からは「お前らしいな」と連絡を受け…
大学の友人達からは「いつまで身体張るんだ!」と…
ANAの友人たちからは「ほ…誇りに思う」と…
リクルートの後輩からは「どんなパワー使ったらあんななるんですか?」と…
元カノからは「昔のほうがよかったからちゃんと痩せて。あと、脱がせるのが上手だったのは私がよく知っているから安心して」と…良い彼女だ。
会社の人たちからは「炎上してなんぼじゃい!」と言われ、お菓子をもらって励まされた。
両親は「いやーよかったね!これで認知度上がったばい」と。
家族はさておき、ベルフェイスの人たちは本当に良い人たちが多い。
(ぜひ興味を持ったら連絡をしてほしい笑)
僕を知っている人はみな優しいし、強い。それが知れただけで僕はもう満足だ。
同時に世の中にはいろんな価値観があるというのはわかっていたが、SNSは時に人を傷つけるので、僕は誰かが炎上していたら助けてあげようと思った。きっとこれから先、個人だけではなく、会社ももしかしたら、炎上するかもしれない。内容によりけりだが、常にネタに、そして糧にしていこうと思う。
そして、どんな男性でも人を愛するという権利を持っていることをここで強く宣言したい。Tシャツがよれよれでも小太りでもルブタンを履く女性がタイプだと言っても良いじゃないか…と。恋愛も発言も自由だ。
着地がぶれたが…寛容な世の中を作っていきたいものである。
どうか僕のことを嫌いになってもルブタンのことは嫌いにならないでほしい。
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