見出し画像

メンバーから新しいアイデアが次々と出てくる組織を作るための5つのコツ

企業の生産性を高めるには「新しいアイデア」を生み出して形にして、今までのモノ、形、あり方を変えるイノベーションが必須になる。

チームから組織から、次々と新しいアイデアが浮かんでくることが経営者としては理想の状態だろう。

ただ「新しいアイデアを出して欲しい」と言っているだけでは、基本的には他人事で捉えられて、考えることも意見を出してくることもほぼない。

一方で同じ「新しいアイデアを出して欲しい」という言葉だけで、次々と浮かび、毎日のように意見が出てくる組織もある。

同じ問いなのに、なぜこんなにも違いが出るのだろうか。

いろんな側面はあるけれど、理想の組織づくりのポイントとして重要な5個を挙げてみたい。

①お互いが「人として」分かり合っているか

健全な議論ができない組織はまず間違いなく、そこにいるメンバー同士が「一体どんな人なのか」を知らない。隣に座って仕事をして、一日の大半を共にする人のことを、スキルや役割などの機能としては知っているものの、「人として」は全く知らない同士ということが多い。

②大小や質を問わず、まず意見を聞いているか

何かしらの意見に対して、日頃からまずはじっくりと聞く姿勢があるか?これがなくて、出てきた意見を評論したり、前例で批判しているようでは、新しいアイデアを思い付いても出すはずもない。意見を言うのは相当なエネルギーが要る。出す価値がなければ、意見は出てこない。

③仕組みで効率化して、考える時間を作っているか

人間関係が良好な組織でも、物理的に考えるための時間がなければ、アイデアは浮かんでこない。たまに「考える時間は生産性は低いので、そんな時間は不要」とする会社もある。そういう会社のメンバーの一週間のカレンダーを見ると、月曜の朝から金曜の夕方まで会議や作業で予定が埋まっている。疲れ果てて帰る頃には考える余力は残っていない。仕組みで効率化して、考える時間を捻出しないといけない。

④理念から丁寧に会社づくりをしていて、どの階層でも見解が一致しているか

経営陣で考えていること、言っていることが、現場で実際に行われていることと一致しているかどうかは、メンバーの組織、会社への信頼度にそのまま影響する。経営から管理職、現場まで、理念から出る見解が一致していないと、常にハシゴを外されるのでは、という不信感を払拭できない。

⑤前向きなフィードバックが行われるのが文化になっているか

出した意見に対して、まずは感謝しつつ、理念から丁寧に前向きなフィードバックが行われていて、それがあらゆる場所、場面で文化として当たり前のようになっているか、はいい組織を作る上での重要なポイントになる。辛辣で相手を攻撃するようなフィードバックがされる環境では、思いがあっても迂闊に新しいアイデアなどの意見を言うと刺されてしまうので、言わない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?