北海道産 柳の舞🐟

分類:カサゴ亜目メバル科メバル属
外国名:Yellow body rockfish
学名:Sebastes steindachneri Hilgendorf,1880

北海道での水揚げが多く、安価でポピュラーな魚
煮付けや塩焼きにする事が多い。

さて今回、『柳の舞』という魚を大量に仕入れたのですが、関東では馴染みが無く、認知度の低い魚は非常に売りづらい。
この魚をよく知ってもらうために美味しく食べるレシピを紹介します。

煮付け

今回販売している『柳の舞』はウロコと内臓が処理されているため、解凍後軽く水洗いし、キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、魚の表面に切り込みを入れるだけで下準備OKです。腹の部分は血合いの部分や内臓が残っている場合があるので丁寧に洗いましょう。

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次に生姜を皮ごと細切りにして用意しましょう。
1尾がちょうど収まる大きさのフライパンで作ると美味しい煮付けができます。今回我が家では18cmのフライパンを使用。魚の尾ビレを切りました。
煮汁は魚がちょうど半分浸る程度の煮汁で煮詰めていきます。
水1/2カップ、酒1/2カップ、みりん大さじ2、醤油大さじ2、砂糖小さじ1.5の煮汁をフライパンでまず煮立たせます。この煮汁の配分は我が家の好みなので調整してください。もう少し大きめのフライパンならば煮汁を増やしてください。

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準備しておいた『柳の舞』と細切りの生姜を入れて、落とし蓋をします。アルミホイルを丸く成型したやつで充分です。
火力は落とし蓋を煮汁が沸いて押し上げる程度をキープ。短時間で煮詰めていくのです。煮汁が多すぎると煮詰まるまでに時間がかかりすぎて身がパサパサになるので要注意!

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今回は15分煮詰めてちょうどいい具合に仕上がりました。フキなども一緒に煮ると最高です。安価のわりには皮目がとても美味しいお魚です。

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バター焼き

この魚を仕入る決め手となったのはきっと沖縄の『ビタローのバター焼き』を連想したからです。沖縄ではかなりの人気の魚料理でビタロー(ハナフエダイ)が柳の舞に似ていたからなんです。
そこでチャレンジ!
柳の舞は軽く水洗いし、キッチンペーパーで水気をよく拭き取り、表面と腹の部分に塩、胡椒を振っておきます。
ニンニクを3片、1片は輪切りに、残り2片はみじん切りにします。
輪切りのニンニクをオリーブオイルオイルでキツネ色になるまで熱します。

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オリーブオイルに充分香りが移ったら、ニンニクを取り出します。柳の舞を表に飾る面から下にして強火で焼いていきます。

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片面に火が通ったら(約5分ぐらい)柳の舞を返して、バター10gとみじん切りのニンニクを投入。

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表面にスプーンでバターを回しかけながら焼いていきます。ここも5分程度。最後に輪切りのニンニクと刻んだ小ネギをたっぷりかけ盛り付けます。
予想を上回る美味しさでした。
きっとアクアパッツァにしても美味しいと思います。

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