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634ears MIROAK-II Japan Limited 試聴

概要

「太くて力強い低域」なんてeイヤホンの紹介文にあったから嫌な予感はしてたんですよ。そしたら予想をはるかに超える「駄低音ホン」でした。木目のきれいなハウジングと軽くて付け心地が良かったというくらいしか良い点が見られなかった。

音について

低音は酷いを通り越して最悪な質でした。でもどこか懐かしい2,000円くらいの「重低音」って箱にデカデカと書いているイヤホンの低音ですね。
60~100Hzくらいの音が「ぼんっ ぼんっ ぼー」となる感じですね。大っ嫌いです、はい。
悪い意味で低音の抜けが良く、踏ん張らないので低音の力強さ、深さ、効きが全部逃げてしまっています。これは酷かったです。
中音域はどこかへ行ってしまいました。曲を通じて低音がマスクしてしまい、ボーカルやピアノの音色はかなり遠いです。
高音域に至っては粗すぎて、本来は刺激にならない音まで軽く刺激を感じるほどのものでした。シンバルの響きなどは広がらずにブツ切れ、ハイハットは「カチン・・・カチン・・・」と何の音かわからなかったですね。
音場感はないですそんなもの。定位もぐちゃぐちゃだし、音は伸びない、響かない、広がらない(低音はべちゃっと広がる)という、オーディオ的な観点で論じるレベルに達してない感覚でした。

総評

1月にしてポンコツオブザイヤー内定かというくらいの出来。50,000円どころか5,000円でも首をかしげるものでした。
634earsはおそらく初めて聞きましたが、ワタシにとってはトラウマになるかもしれない…kineraと同位置くらいにとりあえず考えておこうと思います。
メーカーが好きで応援したいとかゆーったりした曲しか聴かないというのでなければ、とてもお勧めできるものではありませんでした。残念。

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