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Unique Melody Maverick Ti 所持機

概要

3年ほど前のUM全盛期(と勝手に思っている)のハイエンド機。
金属感あふれる奇抜なデザインに反して、非常にフラットかつ高域の抜けが気持ちよい名機です。コネクターがMMCXという弱点があるものの、発売時期が結構前なので仕方ないですね。

音について

低音は量感こそ控えめなものの、非常に深いところからしっかりと聞いてくるタイプ。一聴すると、あれ?低域弱い?と思いがちですが、前面に出てこないだけで結構出てます。
低~中音域は厚みのある音ですね。ボーカルの力強さ、ピアノの響きが心地よい。MaverickⅡとか、この頃のUM機は須らく中音域が素晴らしいですね。
高音域はキツさがなく抜けが良いのが特徴。歯擦音も刺さらないし、非常に繊細なので柔らかさすら感じます。こちらも弱そうに見えて出てますね。
帯域のバランスが非常によく、フラットな傾向なのにつまらなさがないのが非常に良きですね。厳密に言えば中~高音よりなイヤホンですが、フラットと表現するより、各帯域に明確な個性があり、それがバランスよくまとまっているといったほうが正しいかもしれない。まさにハイエンドらしい音作り。

総評

べた褒め。仕方ないじゃん金出して買ってるくらいですし。
3年位前に試聴して、いいなぁ~と感じていた機種ですが、未使用品が半額で転がっていたので気が付いたら黒袋持っていた次第です。
半額で投げ売りされるイヤホンじゃないのよこれは。
思い出してみると3年前ってA8000、FW10000、IE900、U18sなど今でも一線級のハイエンド豊作時代ですよね。あの頃、ハイエンドといえば10万円Overがそうだったんですが、今では30万円~がハイエンドというよくわからないインフレ風潮。今の30万円Overのハイエンドで、当時の10万円そこそこに敵わないものばかりなのは少し悲しいですね。

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