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「暖房器具と空気の換気」と1000回書かされた話.

暖房器具、特にガスとか石油で稼働するタイプは使用中に一酸化炭素中毒を引き起こすリスクがそれなりにある.

#一酸化炭素中毒とは
一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結合し、全身で酸素が不足してしまう.

1000回書かされたのは私が小学6年生ぐらいの時で、ガスファンヒーターを日常的に使っていた.
当時の自分は「換気は空気がキレイになって風邪対策になる」ぐらいにしか思ってなくて、一酸化炭素中毒のことなんか聞いたことぐらいしかなかった.

その日も いつものように使っていたら起床間もない父親に「ほんまに死ぬぞ」と怒られた.
どうやら部屋の空気がかなり気持ち悪かったらしい.

練炭自殺のメカニズムを教えられ、一酸化炭素が出るタイプの暖房器具にはリスクがあることを知った.
そしてそれを確実に覚えておくために、「暖房器具と空気の換気」と1000回書かされた.

めちゃくちゃ手が痛かったし、換気しながらだったから寒くて字がうまく書けなかったし、とにかく忘れられない.
「暖房器具」とか「空気の換気」とか見ると毎回思い出す.

うっかりが無ければ、おそらく暖房器具の使用による一酸化炭素中毒を経験することはないだろう.
あの頃は父親の横暴さに振り回されたが、今となっては感謝すべきことも多い.

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