新春初遊び レトロアーケード from GooglePlay
新年あけましておめでとうございます。
などと、長いことnoteを留守にしてたにも関わらず、しれっと始めていけるのも新年のいいところですが、創作物を投稿するにはリハビリが必要な位に間が開いてしまいましたので、今回はひとつ、ゲームネタでお茶を濁す所存です。
ということで、今回は「GooglePlayストアで遊べるレトロアーケード」という視点で見つけてきたものを列挙していきたいと思います。
正直、正規ルートのものは少なくて、グレーゾーンどころか真っ黒なものも多いので、こういうものもあるんだなぁ位のテンションと自己責任力で御覧ください。
というか寧ろそういうのを紹介しときたい。
mobirix
こちらはおそらく版元より正規ライセンスを取って運用されていると思われる会社の作品群。全体的に動作も良好ですが、スマホ向けに色々と改修されており、そこら辺が気になる人には気になるかも。ただ、極力ゲームプレイの邪魔にならない形を目指してるんだろうなというのは感じる程度に改修には愛を感じます。
ジャレコのドットイート系アクションゲーム。操作性にクセがあり見た目と裏腹に高難易度でした。このアプリではジャンプ操作をレーンをまたぐ大ジャンプと敵を飛び越す小ジャンプのボタンに分けてあり、↑レバー+ジャンプがない分、ちょっと遊びやすくなってます。
タイトーの誇る1画面殲滅系アクション。今となっては派生作品の「パズルボブル」の方が有名かもしれませんが、敵を泡で包んでまとめて割るというゲーム性が爽快で、攻略も多彩なところが人気でした。
縦スクロールの「戦国エース」横スクロールの「戦国ブレード」ということで仕様は違いますが、共通の登場キャラ、世界観による和風テイストのシューティングです。エースに関しては、後の彩京縦シューの基本となるスタイルが確立されています。
戦国エースとはまた違ったファンタジー寄り世界観の縦シューシリーズ。基本操作はショットとボム、更に溜め撃ちという共通のものなので、エースに慣れていればすんなり入り込めます。短いステージでテンポよく遊べるのも彩京作品のいいところです。
こちら3作、基本的には同じテイストの縦シューで、彩京シューティングが円熟する過程を辿ると言っても過言ではないでしょう。ちなみにカプコンの「1942」とは別物です。
彩京では割と異色作のドラゴン自機の縦シュー。あまり出回りが少なかったこともあって実はゲーセンで遊んだことがないのですが、3ボタン(ショット、ボム、ドラゴン)を使うちょっとテクニカルなゲームでした。
彩京最後のシューティング、縦シューで横画面ということもあり、NESiCAでも遊べたので出回りは良かったもの自機の向きを任意に操作できるという結構チャレンジした内容の取っ付きの悪さから敬遠されていた印象です。ちなみに自分のタブレットでは動きませんでした。
海外版のタイトルになってますが「究極タイガー」です。東亜プランの出世作であり、金字塔とも言える作品。今となってはオーソドックスなスタイルですが、当時はとても新鮮でした。
古いシューターが東亜プランと聞いて、おそらく真っ先に思い浮かぶのがこの「TATSUJIN」。その高難易度がシューターの心を熱くした逸品です。随所に使われている特徴的なドクロイメージなんですが、このアプリではUIとかタイトルのドクロの形がなんか変。
シューティングの東亜プランが出した固定画面殲滅系アクション。雪玉で敵を固めて転がして倒すというこのタイプのゲームに特有な2アクション攻撃が心地よく、独特な操作感も相まって思い出深いゲームです。メガドラにも移植されており、現在ではメガドラミニでも遊べます。
Chrawfish Interactive
ゲーセン黎明期よりちょっとあとのカラー表現ができるようになった頃にリリースされた名作を勝手に移植してる感じのところです。ライセンス表記とかないので、たぶんアウトなんじゃないかなと思います。
コナミの名作グラディウスの先駆けとなった横スクロールシューティング「スクランブル」。ゲーセンでやったことないので、移植度は不明です。
「スクランブル」の続編「スーパーコブラ」ですが、こちらも移植の詳細は不明です。縦画面から横画面になってる時点で結構違う気がします。
SNK
ネオジオで駄菓子屋のゲーセン文化を確立したとも言えるSNK。アプリでも餓狼伝説、KOF、メタルスラッグと、名作シリーズがラインナップされています。すべて有料ですが、広告も入らないし安価で買い切りなのでファンならずとも買いでしょう。ここでは有名シリーズ以外のオススメを紹介します。
プリレンダリングによる、ポリゴンぽいけど普通の2Dシューティングです。スピーディなステージ展開や程よい難易度で爽快に遊べます。自機の種類が豊富なのも嬉しいところ。ただ、古いOSにしか対応しておらず、Android11以降では起動できませんでした。2.4~9位なら動きます。
ネオジオのロンチタイトルで、当時はこればかり遊んでいました。TPSっぽい画面の強制スクロールで、ガンサイトを操作して敵を狙い撃つタイプのシューティングです。操作の特殊性も相俟って難易度は結構高いです。
TAITO
メーカートップが無いのでアレですが、ちゃんとタイトーです。レイシリーズ3作とダライアスバーストがあります。どちらも有料なのでしっかり作られています。ただ、これもAndroid OSの対応に問題があったりして、古いスマホじゃないとうまく動かない場合が多いようです。
Dotemu
レトロアーケードゲームを移植しているフランスの会社です。PC版ですがアイレムコレクションなどもあり、個人的にはいい移植を行っている印象です。
海外版「R-TYPEII」です。UIの操作性に難がありますがパッドを繋いで遊べばなんとか。こちらも前述の「BLAZING STAR」同様、新しいOSでは動きません。あちらもDotEmu製なので多分、同じエミュレータシステムなんだと思います。
セイブ開発の雷電シリーズ4作をパックにしたとてもお得なアプリです。OSバージョンの問題は依然としてあるんですが、移植度とUI自体はよくできています。古いスマホをお持ちなら、ゲーム用に再活用するというのも手段です。
こちらはその名の通り、ダブルドラゴン3部作を1つにしたパッケージ。ダブドラはブラックなアプリの多い中で、ちゃんとライセンス表記のある安心感で、移植とアレンジもなかなか良くできてます。これも古いOS向けです。
S&C Entertainment
幾つかのゲームライセンスに関して、韓国に渡ってからの扱いの不透明さは今に始まったものではないのですが、こちらのS&Cでは前述のmobirixと被るラインナップとなっており、その移植具合がだいぶ違うというか、こちらは拝金上等の仕様になっていて変な絵も追加されてたりするので、正直オススメしません。ただ、作品に対する愛の有無でどう結果が変わるのかの比較としては面白いと思います。
その他
ここからは、パブリッシャー別ではなく見つけたもので気になるものを適当に羅列していきます。正直、ここからはほぼ真っ黒です。
最初に書いたmobirixとはまた別の「ガンバード」です。彩京作品はライセンスが韓国へ移ってからどのように管理されてるのかがわかりませんが、同タイトルが別の形でリリースされることも多いのでいろいろあやしい。ちなみにガンバードはあと2つアプリがあります。
海外でも大人気の「ダブルドラゴン」GooglePlayストアにも数多のダブルドラゴンがありますが、そのひとつ。ちゃんと遊ぶなら、有料ですがDotemu版のトリロジーが広告出ないし出来もいいのでおすすめです。
「ダブルドラゴン3」はアーケードで見たときに衝撃を受けた作品です。何が衝撃だったかって、この出来でリリースできたんだ!っていうできの悪さです。このアプリも忠実に出来が悪いままのようなので、普通にエミュレータでしょう。一見の価値。
リリースコメントにThis Game is inspired from Donkey, kong classicとあるので、これは多分、ドンキーコングのクローンのひとつだと思うんですが、原作に詳しくないので詳細はわかりません。
ギャラクシアンの勝手移植。しっかり作られているので、そこそこ遊べます。エイリアンの回転がパターンではなく計算による回転なので無駄に滑らかです。
エミュレータ
レトロゲームの話になると必ず出てくるエミュレータ。このエミュレータ自体には違法性はないのですが、ゲームを遊ぶためには通称ROMと呼ばれる、ゲーム本体のプログラムが必要となります。言うなればエミュレータはソフトウェアによるゲーム機本体なのです。
そして、ゲームプログラム自体には様々な権利の塊なので、無償で配布することは違法。ということで、ここからはダウンロードも憚られるものと心得ましょう。
「カルノフの復讐」になってますが「ファイターズヒストリーダイナマイト」の海外版タイトルです。データイーストの格ゲーとして世に出たファイヒス続編、独自の弱点システムでスト2とはまた違った味のあるゲームです。弱点破壊時のビヨヨーンという音が耳に残ります。まぁ、エミュです。
ベルトスクロールアクションと言えばコレ、という位に世界的な認知度のゲーム。このアプリはエミュレータなので真っ黒ですが、カプコン ベルトアクションコレクションという名称でこのファイナルファイトや様々なベルスクをまとめたものをswitchなどにリリースしています。安いので買おう!
こちらも「ファイナルファイト」エミュには違いないんですが、何故かちゃんとユーザーサポートしてて評判がいいです。アウトなのには変わりないんですが。
邦題は「キャディラックス 恐竜新世紀」。3人同時プレイできるベルトスクロールアクションですが、元はアメコミでアニメ原作らしく日本に於いておよそ知名度がないので、ほとんどの人はカプコン原作と思ってるのでは。
アメコミネタでベルトスクロールアクションの「パニッシャー」。カプコンの得意とする2つが華麗にマリアージュ。まぁ、これはたぶん完全にアウトなやつですが、正規に遊べる移植自体は北米版メガドラだけなのです。
「ダンクドリーム」3on3のストリートバスケを題材としたスポーツゲームです。ネオジオだったこともあり根強い人気で、結構長くゲーセンにも置かれていました。
「タンブルポップ」みんな大好きデータイーストの固定画面殲滅系。デコはこれ以外にも同種のゲームを幾つか出してますが、個人的にはこれが一番好き。掃除機で吸い込んで吐き出して倒すシンプルさが良いです。
カプコンの名作「Dungeons & Dragons」の二作目、シャドーオーバーミスタラの方です。ちまちま散らばったアイテムを拾うのが地味に楽しいベルトスクロールアクションRPG。PS3とサターンに移植されてますが、どっちもプレミア付いてます。DL版のリリースに期待しましょう。
正式名称は「BattleToads」ファミコンとメガドラ、ゲームギア版は日本でも発売されましたが、このアーケード版は北米のみ。演出、キャラ共にカートゥーン仕様のベルトスクロールアクションながら、ゴアな表現もあるイギリスらしい作風です。
テクノスジャパンの名作プロレスゲーム。まんまエミュですが、WWF(現WWE)とかのライセンスとかのこと考えると恐ろしくてこんな真似できんでしょ、という感想しかない。
「ドラゴンズレア」もエミュなのにちゃんと動くんだ!という驚きがあったので取り上げてみました。switchでとてもいい移植がされているので、ぜひそちらで買いましょう。
明らかにあやしい
複数ハードの色んなゲームをエミュレータで動かしてると思われますが、そのラインナップが多彩なのでアプリ一覧はぜひご覧頂きたいです。そのチョイスは評価したい。
任天堂のゲームウォッチを丁寧にエミュレーションというか、勝手に移植してるところがすごいんですけど、これは完全にアウトなやつなので、今後の動向が気になります。
クローンゲーム
最後に移植やエミュではなく、頑張ってそれっぽく作ってみました!系のアプリをまとめてみました。なかなか微笑ましいのでぜひご覧あれ。
「グラディウス」のクローン。グラフィックはきれいに見えますがあんまりセンスは良くないのが微笑ましい。微妙に加減速するので操作性は最悪です。
見ての通り、「スパルタンX」のクローン。つかみ男の掴み間合いがザンギエフ並みに広いのでめちゃめちゃ難しいです。
「魂斗羅」のクローンですが、相当出来が悪いので一度見ておくのも一興。腹筋でジャンプするな。
こちらも「魂斗羅」クローン。ただ、結構頑張って作ってあるのでそこそこに遊べます。あと、コナミコマンドで残機30増やせるようです。
アイレムの初期作「ムーンパトロール」の勝手アレンジ移植。タイトルそのままにする暴挙は苦笑いですが、ゲーム自体はなかなかちゃんとできてます。自機を選べるのが新しい。サンタとかいます。
ということで書きたいことが多すぎて、思ってた以上に長くなってしまいましたが、レトロアーケードゲームにまだまだ需要があるということを知って頂く一端となったのではないかと思います。
実際のところ、エミュが溢れていてまともなアプリは少ないのですが、そのアプリも今提供されているものが、いつまでもあるとは限りません。買い切りのものなら、気になったものはぜひ購入しておきましょう。
ともあれ、今年最初にいきなりニッチなものを書き過ぎてしまった気はしますが、今後とも隙あらばレトロゲームについては書いていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
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