ChatGPTから「思ったような」回答をもらうコツ
先日、商工会でChatGPTの活用についてのセミナーに参加しました。
講師はマイクロソフト執行役員の西脇さんという著名な方。
興味深いお話が盛りだくさんで、無料セミナーとは思えないくらい濃い内容だったので、これだけでも商工会に入会した価値があったと思います。
詳しい内容を書くのは控えますが、当日学んだ中でChatGPTから理想的な回答をもらうコツについて「知っておいて良かった!」と思ったことを2つだけ、復習を兼ねてまとめました。
指示(プロンプト)には情報を具体的に書く
日本人には「暗黙の了解で仕事ができてしまう」という特性があるそうですが、ChatGPTは「暗黙の了解」では仕事ができないから
「〇〇文字以内で」
「箇条書きで」
「〇〇のように」
「〇〇という単語を入れて」
など、指示(プロンプト)に具体的な情報をたくさん書くことがポイントだそうです。
たとえば部下に「この資料作っといて」みたいな感じの依頼をしても、仕事のできる部下なら細かい指示を出さなくても次の会議までに「いい感じ」に仕上げてくれるけど、ChatGPTにはそれができない。
でも的確な指示を出すことで優秀な回答が返ってくるので、プログラミングの命令文を書くのに似ているように思います。
指示→修正を何度か繰り返す
多くの日本人は、AIが100%の回答をくれると思っているそうですが、AIは100%の回答をくれるわけではないので、承知の上で回答に応対することが大事だそうです。
①指示を出す → ②修正を出す → ③自分で手直しする
①~②のフローを何度も繰り返し、最後に手直しをすることで希望どおりの文章に近づく、とのことでした。
また、お礼も伝えた方が良いそうです(←これは何故なのか聞きそびれました。誰か教えて!)
セミナーの中で、飲食店を例に<食材が手に入らず料理の提供ができない>というシチュエーションでお客様にお詫びの文章を作る流れを教わり、何となくコツがつかめました。
学んだ方法で文章を作ってみた
ちょうど私も、お客様からの受注を停止しなければならない状況になってしまいお詫び文をChatGPTで作成してみました。
「〇〇〇(専門家)として」と入れるのがポイントだそうです。
するとこんな文章が返ってきました。
仕上がった文章は冒頭が業務っぽい感じがしたので、お礼を追加することにしました。
すると、こんな風に修正された文章が返ってきました。
「少し仰々しいのでもっと親近感のある感じで」などの指示を出しても良かった気がしますが、今回はこの文章を自分でカスタマイズして完成させました。
こんな風に誰かに向けた文章を作るのは、ITの仕事をしている方に限らず誰でも役に立ちそうですね。
私は画像を作る仕事をしているので、最近はイメージ素材からPhotoshopに搭載された画像生成機能までAIに助けてもらっていますが、文章作成も今回の学びをきっかけに更に活用していけそうな気がします。
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