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 小説「君のクイズ」を読了。  
 高速バスでの移動中のお供にさせて頂きました。日記代わりに少しだけ感想を残したくなった。話の内容についてよりも久々に読書をしたことを通しての所感がメインになると思う。

読みやすい

 浅すぎる。そんなもん太字にすんな。って太字になったのを読んで思ってしまったが、数年ぶりにガッツリの活字を読んでいるにしては、スマホのマンガアプリですいすいスワイプしているようにページをめくっていた。そうさせている要因を2つ(もっとあるんだろうけど)説明する。今日のnoteはこの説明を上手くやれることを目標にしている。

1.同じフレーズを2度繰り返す

 主に場面の〆の言い回しのところである。1回目に出てきた時は何も感じることはないのに、もう一度出てきたフレーズを読むと、あっ!こいつさっき!さっきの!!見つけたり!!とはしゃいでしまう。2,3回くらいはしゃいだと思う。
 話の流れで一度場面が切り替わり、複数の時系列で話が進みだすと、話の理解度が落ちていく感覚があり、俺はマンガやアニメでも、小説では特にこのことに苦手意識があった。龍が如く0ではダブル主人公で神室町と道頓堀で並行して交互に話が進んでいくが、章が切り替わるタイミングでそれまでのあらすじが丁寧に語られる。それを観ながら、あーはいはいはいそうだった おっしゃいくぞ、となるのだが、「君のクイズ」では見つけたりとはしゃいだ時に、無意識に「このフレーズを覚えている、このシーンを理解できている」という安心感が生まれ、元の時系列へ戻るとき、おっしゃいくぞと前だけをみれた。そもそも難しい話ではないというのもあるが、ミステリー小説でこういう体験ができるとは思わなかった。

2.月並な表現

 今更ながら、本の内容について触れると、テレビの生放送での競技クイズの決勝戦とその後の話である。シンプルな一対一の早押しで、その場の臨場感と緊張感が、主人公の目線で描かれる。クイズの専門性は凄まじく、それに纏わる文章の漢字カタカナは未知の世界のものである。
 それ故にだろうか、主人公の心の内の描かれ方でわからない部分はひとつもなかった。走れメロスのメロスの方がよっぽど堅い言葉を用いて気分を表していたと思う。尋常でない知識を有したクイズ王であるのに。文全体での緩急が心地良かった。


 以上。丁度目的地に着きそうくらいに書き終わった、いい時間の使い方しとる⏳

 これを書いた理由の一つに、俺の問題点で説明に言葉が足らないことがあってそれの改善のためにぽちぽち打った。だから一番は自分の為なんだけど一応あらすじすら余り触れずに書いたつもりだから、ぜってえ読んでくれよな。

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