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「お腹の風邪」とか可愛い表現禁止の記録


いろんなスマホのアルバムの機能に「○年前の今ごろ」として過去の写真がピックアップされることがあります。
今日ふと上がってきた写真は、5年前に描いたメモ漫画でした。
友人にしか見せてなかったものですが、自分が経験した後悔を親しい人に味わってほしくないという気持ちと「暇だと漫画書いてしまう」という性質の結晶。
せっかくなのでnoteにアップしてみます。

2017年2月の私は入院してたようです。

手元にあったノートとボールペンで書いたので、誤字脱字がきっとあります。すみません。


治りかけというゴールではなくここがスタートでした。
この時からいっさい家に帰れずすぐ入院。

入院期間は11日間。
なかなか下がらぬ熱、よくならない数値にずっと安静にしていましたが、6日目にはこの漫画を書いているので元気になってきたんだな、と言うことがわかります。
さすがにその時のちはやふるの連載は落とすかもしれない・・・という気持ちでいたんですが、この後悔反省漫画を書いた後「描けるんじゃないかな・・・」という心境と体調になったので、家族にお願いしてライトボックスと原稿用紙とペン&インクを持ってきてもらって、病室でペン入れを始めました。

なぜか塩がある。

描けるけど、テーブルが小さいし、ベッドに座った状態で描くので腰が痛かった覚えが・・・。

結局なんの病気かよくわからず、腹膜炎とか虫垂炎とかの進行したもの…(?)

難儀したのが、右手に点滴を打たれてる状態でペンを握ること。11日間入院してる間ずっと点滴を打ち続けているので、もう刺す場所が右腕も左腕もなくなってくるんですよね。仕方がないです。もっと長い入院の人は、もっと刺すところがなくなるのか・・・。
当たり前ですが、おとなしく寝てるのが一番です。

この時描いていたのはちはやふる35巻の179首。原稿を落とさなくてよかったですが、無理をして描くこともなかった。単に「出来たからやった」ということで、体調を上向きにしてくれた医療のおかげです。あと子供4人を面倒見てくれた夫と両親のおかげです。
早期発見がまず出来たらよかった、という自戒を込めて。

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