絵の生まれるところから
こんにちは。春麗と書いてハルウララ。4月の上旬の天国のような景色を横目に机につく皆さん、お変わりありませんか。
桜をこよなく愛しつつ、絵を描くことも愛しているので、ここしばらくずっと絵を描いていました。今日は一番新しいカラーイラストがどんなふうにできていったのかを写真多めで載せていきたいと思います。
下絵はこちら。一年前に描いていたのにずっと下絵のままでした。なぜかというと、横位置の見開きは雑誌で使いづらいのと、この飾りのために絵の中に描かれている組紐が・・・ものすごくものすごく大変そう!!とわかっていたからです。
さあ、重い腰を上げて一年寝かせた絵に取り掛かります。まずはライトボックスで下絵を透かして線画のに起こします。
最近の流行りはとことん「鼻を書かない」感じですね。チャレンジしてみます。
コピックのE0000とE00とYR00とで大まかにドバーッと肌の色を塗り、濃くしたいところをE95、R11、R20で塗り込んでいきます。ホワッとさせたい目元も下地のコピックが乾く前に塗りました。
キャラクターが塗り終わりました。心臓に悪いくらいE0000とE00とYR00のインクを消費しました・・・。
ここで印刷所泣かせの画材を投入です。Pinata color のリッチゴールドとブラスを紙の上に数滴たらし、スポイトからアルコールをどわーっと噴出させて伸ばします。
こんなふうな水の広がりでできる模様ができます。光が反射して印刷になかなか綺麗に出ません。なので、実物を見てもらえる機会がこれから先あるといいなと心の中で願っています。
絵の周囲は水紋と金魚でぐるっと囲うことにしました。
キャラクターの背景は青空です。濃いブルーを塗り込んでいきます。
集中して描いていたら干し芋を焦がすことなど日常茶飯事です。つらいです。
そして中盤もうひとつ辛いことが起こりました。
右手の側に置いていたマグをふとした拍子に倒してしまい、いい香りのストロベリーティーが絵の半分にザバーッと・・・・
ザバーっとおおおおおおおおおおお・・・・・・!
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末次由紀のひみつノート
漫画家のプライベートの大したことないひみつの話。何かあったらすぐ漫画を書いてしまうので、プライベートで描いた漫画なども載せていきます。
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